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契約前に「いい大工さんのいる工務店」を見つけるには?

契約前に「いい大工さんのいる工務店」を見つける方法

せっかくいい工務店と出会えても、実際に家を建ててくれるのは大工さん。いい大工さんに出会えなければ、満足のいく家はできないでしょう。
でも、いい大工さんというのは、どんな人でしょうか。そして、いい大工さんはどこに行けば会えるでしょうか。
今日は、契約後に後悔しないように、事前に大工さんを見きわめるコツをご紹介しますね。

いい大工さんは、技術では見分けられません

いい大工さんの条件とは、何だと思いますか。
技術力!とお答えになった方。たしかにおっしゃるとおりです。
でも、実際に、技術力でいい大工さんかどうかを見きわめられるかというと、そう簡単な話ではなくなります。
というのも、今の一般住宅の建て方では、技術の差はほとんど表に出ることはないからです。それに、工務店が仕事を任せると決めた大工さんは、そもそも、家一軒をひとりで建てられるくらいの技術があると認められているような人ですから、多少の差はあるかもしれませんが、しっかりと仕事をしさえすれば、ちゃんとした家を仕上げることができるでしょう。

とはいえ、実際のことをお話しすると、お客様には見えないところで、私たちプロが見れば、「雑だなあ」と思ってしまうような現場というのはあるものです。
技術はちゃんとあるのに、どうしてそういうことが起こるのでしょうか?

お客様への思いの強さが大工さんの質を決める

雑な家づくりと丁寧な家づくりという違いが生まれてしまうのは、ひとえに、「お客様に喜んでほしい」というその大工さんの思いが、どれくらい強いかということの差だと思います。

たとえば、仕上げ材を取りつけるのに、10個のうち9個を上手に付けられる大工さんと、7個しか付けられない大工さんでは、どちらがいいでしょうか。
じつは、それだけでは判断できません。
お客さんへの思いが強い大工さんなら、失敗した3個を必ずやり直すでしょう。でもそうでない大工さんなら、たとえ9個成功していても、残りの1個を「これくらいならいいや」とそのままにしてしまう可能性があるのです。
それが、丁寧な家づくりと雑な家づくりの差を生んでいるのです。

つまり、いい大工さんに出会うには、お客様への思いの強さを見きわめることが大切なのです。

契約前に、いい大工さんがいるかどうかを確かめたい!

ここでひとつ問題があります。
お客様は、家づくりを任せようと思っている工務店に、いい大工さんがいるかどうかをどうやって知ることができるでしょうか。
実際の家づくりが始まり、現場で大工さんと顔を合わせるようになるのは、工務店の契約が済んだ着工日の前後になります。ましてや、大工さんの仕事ぶりを見てから、やっぱりその工務店との契約を取り消す、というようなことは基本的にはできません。時すでに遅し、というわけです。
でも、心配することはありません。ちゃんと契約前に大工さんの良し悪しを見抜く方法はあるのです。

それには、工務店や、その工務店の営業マンの考え方や態度から、その工務店が家づくりを任せる大工さんの質を推し量るのです。
いい家というのは、お客様・工務店・大工さんの3者の思いが一致して、はじめてできあがるものです。
この3者の関係に注目して、工務店と大工さんがもっているお客様への思いが一致しているか、工務店と大工さんとの間に信頼関係が築かれているかということを、営業マンに質問することによって確かめましょう。

質問でチェック!大工さんと工務店の信頼関係

いい大工さんがいる工務店かどうかを確かめるためには、こんな質問を営業マンに投げかけてみるのがいいでしょう。

Q1 御社には、どういうきっかけでいらっしゃるお客様が多いのですか?

この質問のベストアンサーは、「うちは、口コミでいらっしゃる方がほとんどですね」というものです。すべてがうまくいっていることを表していますので、この言葉が出てきたら最高です。
お施主様が、工務店と大工さんの両方に満足していなければ、いい評判は広まることはないでしょう。もしその答えが本当なら、その工務店には、お客様からの手紙や声などが届いているはずです。その証拠も見せてもらいましょう。

Q2 大工さんの採用基準は何ですか?

その工務店が、お客様に喜んでもらいたいという大工さんの気持ちを重視しているかどうかを見るための質問です。
経験や技術力以上に、人柄や仕事のやりがいをきちんと確認している工務店には、いい職人さんが集まってくるものです。

Q3 どんな大工さんが多いのですか?

漠然とした抽象的な質問ですが、実はこれが一番重要な質問です。

「一生懸命な大工さんが多いですね。うちは、大工さんがいいから、お客様に選んでいただいています」

というように、大工さんへの感謝の気持ちが表れていれば、その工務店と大工さんの関係は良好だと見ていいでしょう。
工務店と大工さんとは、言ってみれば、互いに「鏡」のような存在で、工務店が大工さんを大切にしていれば、大工さんもそれに応えて、その工務店のために尽くそうと頑張るものです。逆に、大工さんをぞんざいに扱うような工務店に対しては、大工さんもそれなりの仕事しかしてくれません。
上のような感謝の言葉を、大工さんがいないところでも口にしてくれたとすれば、その営業マンの気持ちは本物と思ってもいいでしょう。

「私は営業なので、大工さんのことまではちょっと……」

などと言葉を濁すような営業マンだったら、それはちょっと要注意です。
お客様への思いをきちんと共有できていれば、お互いのことがわからないはずはないのですから。

Q4 御社では、大工さんは何年ぐらい勤めているのですか?

答えとして、1、2年ということでも構いません。でも、一番長い人でも1、2年ということだと、大工さんが居ついていないということになりますから、その工務店と大工さんの関係は良好とはいえないでしょう。

この質問をするときは、先に、「大工さんは全部で何人ぐらいいますか?」と聞きましょう。工務店側としては、大工さんがちゃんと居ついているという印象を与えたいと思うでしょうから、年数の長いような大工さんしか教えてくれないかもしれません。全部で何人の大工さんがいて、何年ぐらい働いている人が多いのか、正確な情報を聞き出すようにしましょう。

Q5 今から現場を見てみたいのですが……

大工さんを信頼している会社なら、こんな希望を出しても嫌がらずに、いつでも現場を見てくれるはずです。
お客様との打ち合わせに大工さんが参加したり、現場での細かな仕様決めを大工さんの裁量に任せている会社は、お互いに気持ちよく仕事ができていると考えていいでしょう。

この質問に、「えっ、今からですか。今はちょっと……」と難色を示すようなら、もしかしたら、大工さんに対する不信の念をもっているからかもしれません。

無事に現場を見学することができたら、ぜひ今度は大工さんに、「心がけていることは何ですか?」と聞いてみてください。

「会社から納期厳守と言われていますから、やっぱり仕事の早さですかね」

というように、意識が工務店のほうに向いていて、しかもきつく管理されているような口ぶりだったら、注意したほうがいいでしょう。
しゃべり慣れていなくて、口数が少なくても、「お客様に喜んでもらいたい」という姿勢が見えるようであれば、その大工さんは間違いありません。

契約前に「いい大工さんのいる工務店」を見つける方法 まとめ

いかがでしょうか。
今回は、いい大工さんの見分け方、そしてそんないい大工さんのいる工務店を見つける方法について紹介してみました。
他の記事(「社員と話せば一発でわかる「いい工務店の見分け方」」、「家づくりの成功・失敗を分ける「現場監督の良し悪し」とは?」、「営業マンの「本音」を見抜き、いい工務店を見分ける方法」など)にも書いているように、大工さんを見きわめるポイントもやはり人柄であり、お客様のほうを向いているかということです。
営業マン、現場監督、大工さん、設計担当、そして他のスタッフみんなの力を一致団結させ、そこにお施主様も加わって、強力なチームワークのもとに、家づくりは進められていきます。
ぜひ、いい大工さんのいる工務店を見つけて、後悔のない家づくりをしてくださいね。
実際の家を見て、イメージを言葉で伝えられるようになろう」という記事でもご紹介していますが、私たちトップホームズ毎月開催している見学会には、当社自慢の職人さんが参加しています。ぜひ直接話して、いい大工さんかどうかを見きわめてください。

また、これは山梨だけではなく、全国的な傾向ですが、職人さんは年々減少している傾向にあります。そこにもってきて、いわゆる「オリンピック需要」や、消費税増税前の「駆け込み需要」のために、このところ、職人さんはどこでも不足しているのです。
こんなときは、多少難あり訳ありの職人さんでも、引く手あまたの状態です。当然、そんな職人さんがお客様にあたってしまう可能性も高くなります。

増税を理由に契約を急かしてくるような営業マンも多いと思いますが、だからといって、決して焦ってはいけません。
駆け込みが落ち着けば、難ありの職人さんはきっと姿を消し、いい職人さんの比率が高まることになるはずです。それまで待ったほうが、お施主様にとっては得策になるでしょう。
消費税分がもったいないと思われるかもしれませんが、実際には、増税後は値引きするつもりの会社も多いと思います。金額的に増税前が得だとは必ずしも言えませんよ。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。
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営業マンの「本音」を見抜き、いい工務店を見分ける方法

営業マンの「本音」を見抜き、いい工務店を見分ける方法

「一見すると親切そうに見える工務店」が実は危ない

誰もが初心者!山梨での家づくりはここから始めよう」でもご紹介したように、家づくりを成功させるための条件は、まずお客様の幸せを心から願ってくれるような工務店と出会うことです。
ところが、残念なことに、世の中には「お客様の幸せ」をモットーに掲げながらも、実際には、自分たちの都合や利益を優先させているような工務店もあるのです。
「売りたい」という気持ちでいっぱいの工務店は、その“欲”を悟られないように、一見すると親身な態度や、豊富な知識など、信頼を得るためのテクニックを身につけています。

さらに危険なのは、自分でもそうとは気づいていないにもかかわらず、同じように「売りたい」という気持ちでいっぱいの工務店です。
こうした業者は、良かれということで、たしかにあれば便利だけれど高額な設備を勧めてきたりします。お施主様の側では、高い買い物になっているのですが、勧めてくれた親切な態度は認めざるを得ないので、あとで失敗だと思っても、しょうがないと思ってしまうようなことがあるのです。

こうした「一見親切そうだけど、実は『売りたい』工務店」を見抜くには、一体どうすればいいのでしょうか。

営業マンが自分でも気づかない「無意識」に注目しましょう

人間の心には、本人が意識している領域と、無意識の領域のふたつがあります。
この「意識」と「無意識」の領域の比率は、なんと「3:97」だといわれています。圧倒的に無意識の領域のほうが大きいのです。つまり、人間の行動には、どうしても、97%の「無意識」が表れてしまうということです。
いくら表面上をとりつくろうとしても、その行動を冷静に観察してみれば、必ずどこかに「無意識」のボロが出ているはずです。それを見抜くことが、いい工務店を見分けるためのポイントです。

たとえば、こんな宣伝文句をご覧になったことがあるのではないでしょうか。

「お客様の家を1円でも安くするために、当社ではモデルハウスを持ちません」

ほとんどの会社は、こうした意気込みにウソはついていないと思います。でも、その「1円」の重みをどこまでわかって言っているのか、ということは工務店によって差があります。
本当にお客様のために経費を削減しようと思っている工務店では、紙1枚だって無駄にしません。コピーを失敗したら当然裏面を使いますし、その際にも「この紙を捨ててしまったら、その分、お客様の家が高くなってしまうんだ」と意識するものです。そんな姿勢こそ、本当の「お客様のため」です。
「紙1枚」とか「1円」というような最小の単位の重さを知る人の金銭感覚というものは、言葉の端々にも表れるものです。
お客様がオプションの装備をつけるかどうか迷っているようなときに、

「プラス3万円で便利になるのですから、これはお得ですよ」

と営業マンが勧めてきたら、なんとなく違和感をおぼえる方が多いのではないでしょうか。
「ずいぶんと軽くいってくれるなあ。3万円って、それなりの金額じゃないのか」
そんな印象になるはずです。
こんなとき、「1円」の重みを知っている営業マンなら、

「これはたしかに便利ですけれども、値段も3万円します。大丈夫ですか?」

というように、お客様の心中を察するような言葉が出てくるはずです。
ただ「心配しているふり」なら、なんとなく薄っぺらいので、すぐわかるでしょう。
日常の行いが垣間見える、こんなちょっとした言葉に注意してみましょう。

いい工務店の営業マンを見抜ける、簡単な方法

山梨で注文住宅を建てようと思っているあなたが、工務店が開催している見学会を訪れたとします。
現地で迎えてくれた営業マンがこんな言葉をかけてきたら、どう思いますか?

「いらっしゃいませ。弊社のことはご存じでしたか?うちは断熱材が売りでして……」

正直、この営業は“アウト”です。
お客様の幸せを実現しようと思っているなら、そのお客様が何を望んでいるのかを知らなければならないはずです。
ですから、最初のひとことは、「質問」にならなければおかしいのです。

「いらっしゃいませ。何か今のお住まいでお悩みになっていることがあるのですか?」
「ええ、実はちょっと断熱性が……」
「ああ、それなら、弊社の○○はお勧めですよ」

これもダメな例です。
先ほどのものよりは、ちょっとましになりましたが、すぐに商品の説明に入ってしまいました。
売りたい気持ちが強い営業マンは、なるべく早く自社の説明に入ろうとしてしまうので、その点を注意して観察してみてください。

お客様の幸せな暮らしをイメージするためには、もっともっと多くの質問が必要になります。その営業マンが自社の説明を始める前に、どれだけ多くの質問を自分からしてくれるか。これが、いい工務店の営業マンを見抜くためのひとつの目安なのです。

「断るスキ」をつくってくれているかどうか

自然素材、太陽光発電などは、今どきの家づくりの流行です。でも、どんな商品もいいことばかりではありません。
自然素材でも無垢材なら、有害物質の心配がないかわりに、価格が高かったり、乾燥による割れなどが生じやすいというデメリットがありますし、太陽光発電には、売電収入というメリットの反面、初期費用が高く、パワーコンディショナーなどの電気機器の交換費用もかかることや、売電価格も年々下がっているといったデメリットの側面があります。
このように、商品を説明するときに、メリットだけではなく、そのデメリットもきちんと伝えているかどうか、ということも、いい営業マンを見抜くための重要なチェックポイントです。
私たちの場合などは、むしろ、最初にデメリットのほうから説明するようにしています。なぜなら、メリットについては、お客様自身がすでにご存じであることが多いからです。

大切なのは、お客様が最終的に決断をするために必要な知識を十分にもっていただくことです。ですから、迷っているお客様がいても、助言はしますが、先入観を植えつけてしまうような説明の仕方は、注意して避けるようにしています。

もうひとつ、いい営業マンの見抜き方を紹介しましょう。
できあがった家にガッカリしないための営業マンとの付き合い方」にも書きましたが、その営業マンが商品の説明をするときに、「断りやすい状況」をつくってくれているかどうか、ということを見るのです。

「いろいろ考えて、やっぱり要らないと決めたんだけど、なんだか言いづらい……」

お客様がそんなふうに感じてしまったとしたら、その工務店は「売りたい」気持ちでいっぱいになっていて、断るスキをつくってくれていないということかもしれません。そんな場合は、「営業マン断る方法」という記事を参考にしてみてください。

他社の製品を頭ごなしに否定するような会社は、もってのほかです。
ときには、ろくにその商品のことを知らないのに、「ああ、あれはあまり良くないって評判ですよ」などという営業マンがいます。そんな工務店はあまり信頼できないでしょう。「売りたい」人というのは、とかく他者を否定したがるものなのです。

「現場を見たい」と言ってみる方法

いい工務店と出会うためのひとつの方法は、その会社が主催している見学会を訪れることですが、それ以外にも、建築が進行している現場を見るという方法があります。実は、最近、「進行中の現場を見てみたい」と希望されるお客様は増えているのです。
ところが、「現場を見たい」という希望を出しても、

「いやー、ちょっと今、ちょうど見ていただける現場がなくて……」

そんなふうに、工務店にかわされてしまって、希をかなえてくれない工務店もあるかもしれません。
そこで、まず最初に、「今、どのへんで建てられているのですか?」と聞るところから始めましょう。
工務店側では、多くの物件を扱っていることを印象づけようとして、「○○市と○○町、あとは○○市と……」などと教えてくれるでしょう。そこで初めて、
「では、○○市と○○町の物件を見学したいのですが」
とお願いすればいいのです。
このやり方で聞いてみて、渋るようでしたら、その工務店は残念ながら不合格です。
良心的な工務店なら、

「現場に大工さんがいるかどうかだけ確認させてください。もしいたら、今行ってくださって大丈夫です」

などと、即時に対応してくれるでしょう。

「直感」を大切にしてください

説明をひととおり聞いて、質問にもすらすらと答えてくれたし、こちらの気持ちによりそってくれている感じもあった。だから自分で納得して決めたはずなのに……何か、ひっかかるものがある。

そんな経験があるお客様が、意外とたくさんいらっしゃるようです。
その直感は、ぜひ大切にしてください。
そんなふうに感じられたとしたら、それはあなたのどこかに、まだ納得できていない部分があるからなのです。

当たり前のことですが、お客様は家づくりに関しては初心者です。専門的な知識をお持ちではないので、自分がどこに引っかかっているのかということを明らかにするのは、難しいでしょう。それをいいことに、その営業マンはあなたをうまく言いくるめているのかもしれないのです。

「もう決まったことだし、はっきりした理由もないのに、もう一度説明してくださいなんて、ちょっと言いづらいなあ……」

そんな遠慮をする必要はまったくありません。
もし本当に質問することができなかったり、再度説明を聞いても、まだモヤモヤするようだったら、セカンドオピニオンを求めて、他の工務店に聞いてみるのもいいでしょう。

お客様の直感は、意外と頼りになるものです。
家づくりの知識ももちろん大切ですが、ぜひその直感を大事にして、いい工務店を見つけてください。

営業マンの「本音」を見抜き、いい工務店を見分ける方法 まとめ

いかがでしたか。
いい工務店を見分けるためのチェックポイントとしては、

  • お客様にたくさん質問をするか?
  • デメリットもきちんと伝えてくれるか?
  • 断りやすい状況をつくってくれるか?
  • 言動に本当らしさが感じられるか?
  • あなたの「直感」は「待て」と言っていないか?

ということになります。

「お客様の幸せのために一生懸命尽くします!」
どこかで聞いたような言葉を聞いて、「どうせ建前でしょ?」と思う人はたくさんいることでしょう。
残念ながら、数多くある工務店の中には、本音と建て前を使い分けている会社も実際にあります。でも、本当に心からそのように思い、行動している工務店もたくさんあるのです。
耳ざわりのいい言葉に惑わされることなく、山梨で家を建てたいと思われるならば、ぜひ今回ご紹介した方法を使って、営業マンの本音を見抜き、あなたの夢を叶える家づくりの良きパートナーとして、信頼できる工務店を選んでください。
本記事と合わせ、「できあがった家にガッカリしないための営業マンとの付き合い方」も参考にされることをお勧めします。
また、「幸せになれる家」を任せられる工務店や営業マンの見分け方という記事もぜひ参考になさってください。

トップホームズでは、毎月の見学会土日でもゆっくり見学できる予約見学会無料相談など、お客様のために多くの窓口を設けております。どの窓口からでも結構ですので、ぜひお気軽にご相談いただき、私たちの会社をご覧になってください。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。
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できあがった家にガッカリしないための営業マンとの付き合い方

できあがった家にガッカリしないための営業マンとの付き合い方

見学会で社員や職人さんの人柄も見きわめ、建てた一戸建ても見た上で、信頼できる工務店と契約。何度も営業マンと打ち合わせをして、マイホームで叶えたい夢を伝えたはずなのに、できあがってみたら、なぜか思い描いたのとは違っていた……。
そこまでの悲劇はあまりないかもしれませんが、せっかくできた家に、なんとなく不満を感じてしまう人はたくさんいます。実は、欲しかったものをすべて詰めこんだだけでは、快適で幸せな家はできないのです。新しい家に本当に必要なものは何かを見つめ、その「思い」を営業マンに伝えることが必要です。
家を建てるお施主様たちが、ついつい見落としがちになってしまうポイントを、山梨の老舗工務店の立場から、考えてみました。

あわてて進めず、じっくりと流れを把握してください

多くのお施主様が犯しがちな誤りとして、営業マンのことを気に入り、この工務店は信頼できると思ったら、すぐに家づくりを進めようとしてしまうことが挙げられます。
いくら信頼できそうといっても、相手は売る側です。早々と契約の意思を見せてしまうと、もしかしたら、相手の都合のいいように家づくりを進められてしまうかもしれません。
家づくりの「契約」は、後戻りのできないポイントです。一生に一度の大きな買い物になるのですから、あわてずじっくりと検討を進め、後悔のない結論を出すようにしましょう。
「たぶん、この工務店で建てることになるだろうな」と心の中で思っていても、最初のうちは、今のところ情報収集をしているだけという態度でお付き合いをしていきましょう。
誠意のある工務店なら、話を進めるうちに、ちゃんと「断りやすい状況」をつくってくれるはずです。
「決断されるのはお客様です。納得されるまで、ゆっくりと考えてください」
そんなふうに申し出てくれる工務店なら、付き合いやすいですよね。
営業マンの「本音」を見抜き、いい工務店を見分ける方法」を参考に、信頼できる工務店をきちんと見分けましょう。
逆に、断りにくくなってしまったようなときは、「もう困らない!工務店の営業マンの断り方」という記事を参考にしてみてください。

いよいよ工務店を決めたら、その日から家が完成するまでの流れを、きちんと説明してもらいましょう。
大まかな流れと、各段階でのポイントを頭の中に入れておけば、直前になってあわててあたふたと準備しなければならなくなるようなことを防ぐことができますし、うっかりミスの元を減らすことができます。
たいていの営業マンは、とくに要求しなくても、そうした流れを説明してくれると思いますが、もし説明がなかった場合には、自分から必ず聞いてみてください。

決断を他人任せにしないでください

理想の家の完成図を想像しながら、設備のことなどの細かい点をひとつひとつ決めていく作業は、慣れていないと、疲れてしまうかもしれませんね。
「いっそのこと、経験豊富な営業マンに決めてほしい」
と思ってしまうこともあるかもしれません。
だからといって、営業マンが「こちらがお勧めですよ」と言った途端に、自分で考えるのをやめて「じゃあそれで!」と決めてしまうのは、危険です。
決断するのは、あくまでもお施主様でなければなりません。

どんなに経験豊富な営業マンであっても、新しい家で、お施主様のご家族がどのような暮らしで理想をかなえるのか、それを具体的に想像することにかけては、お施主様にはとうていかないません。
ですから、どんなに迷ってしまったとしても、自分で考えて決断すること以外に、理想の家に近づけるための最善の方法はないのです。
迷って判断ができないからといって、プロとして間違いのない選択を営業マンに委ねたつもりが、実際の暮らしや理想にマッチしていない選択になってしまったために、納得のいかない家になってしまうことは、珍しくありません。

「どちらがいいか?」という質問に、営業マンは正解を出すことはできませんが、お施主様が判断するための材料を提供することはできます。性能等、数値で表せるような資料はもちろん、過去にどれくらいのお客様がそれを選んだか、またどのようにそれを使っているか、といったことなら、データなども提示することができます。
ぜひ、営業マンのアドバイスを参考に、後悔のない選択をしてください。

「家への思い」を伝え、間取りはプロに任せてください

では、希望の間取りを具体的な形にするのも、お施主様の作業なのでしょうか?
いいえ、これは工務店の仕事です。
お客様は、どんな生活をしたいか、どんな幸せを思い描いているかということを営業マンに伝えるだけで結構です。

  • リビングには家族全員がゆったりくつろげる大きなソファを置きたい
  • その横には子どもが積み木で遊べるぐらいのスペースがほしい
  • 来客が来たときには、リビングから庭にも気軽に出られるようにしたい

などなど、そんなイメージを気ままに語っていただくだけでいいのです。
お客様が抱いているイメージを、私たち工務店が設計図に落とし込んでいきます。

中には「リビングは何畳ほど欲しいですか?」などとお客様に聞く営業マンがいますが、こうした質問は、行き違いの原因になります。
「そうだね、15畳ぐらいかな」とお客様が答えたとしても、実際には、15畳の暮らしを想像できていないことが多いのです。
できあがってみて、初めて、
「うーん、たしかに15畳あって、ソファも置いたし、子どもが遊ぶスペースもあるけど、配置が悪くて、なんだか窮屈で休まらないなあ」
なとどいう不満を覚えることになってしまうこともあり得るのです。

新しい家での暮らしを想像しながら、「使い勝手のいい一戸建ての間取りのための10のポイント」などを参考に、自分で間取り図を描いてみましょう。それはきっと楽しい作業になるはずです。でも、その場合も、間取り図だけではなく、具体的な暮らしのイメージを必ず「言葉」で説明しましょう。
その言葉を道しるべにして、プロフェッショナルは、お客様の間取り図を実現可能なものへとブラッシュアップさせていくのです。

解決したい不満は何か、リストにしてみましょう

家ができあがった後になってから、
「開放感のある明るい吹き抜けもつくったし、リビングの床は無垢材にしたし、家をつくる前に憧れていたものはほとんど叶えたのに、なぜか、満足感がいまひとつ」
という感想をもつお客様もいます。
そうなってしまった原因として考えられるのは、「憧れよりももっと大切なこと」を営業マンに伝えていなかった、ということではないでしょうか。

人間の心理というものには、「欲しかったものを手に入れること」よりも、「不満を解消すること」のほうが、満足感に結びつきやすいという特徴があります。
欲しかったものを手に入れたことによる喜びは、一時的には大きなものですが、慣れてくるにしたがって次第に薄れていってしまいます。これに対して、以前の暮らしの中で感じてきた不具合が解決したことの喜びは、長く続くのです。

家づくりの計画を始める前に、ぜひ試していただきたいことがあります。
工務店として、現場見学会に参加する方にチェックしていただきたいこと」という記事にも書きましたが、それは、今お住まいになっている家で「不満に感じていること」を、ひとつひとつ確認しながら、1週間ほど普段通りに生活してみるということです。
仕事や家事に忙しい平日、家でゆったりとくつろぐ休日の両方について、不便だと感じることをすべてリストにして書きとめておきましょう。
「見学会でチェックしてほしいこと」の記事では、そのリストを見学会に持参してチェックしてみましょう、ということをアドバイスさせていただきました。今度は、工務店にはそのリストを渡して、「こんな不便を感じないようにしたい」とだけ告げれば、それだけでも、きっと満足できる家ができあがるはずです。それに加えて、いくつかの憧れを叶えることができれば、さらに幸せを感じられる家が完成することでしょう。

伝言リレーにならないように、全員集合で思いを共有してください

思い通りの家にならなかった原因で特に多いのは、営業マンに伝えた内容が、設計士や職人さんたちにうまく伝わっていなかったというものです。
これを防ぐには、外壁の色や、キッチンのグレード等の仕様決めまで、きっちりと営業マンと話を詰めておくことです。
また、営業マンから設計担当者、現場監督への引継ぎは、お施主様自身も含めた、四者が顔を合わせた同席の場で行うことも必要です。
こうした防止策を講じておけば、勘違いや連絡ミスなどを極力避けることができます。
工事が始まると、お客様が話す相手は現場監督だけになってしまいます(このあたりのことは、「家づくりの成功・失敗を分ける「現場監督の良し悪し」とは?」という記事を読んでください)。営業マンから現場監督への引継ぎでは、必ずこの「四者引継ぎ」を実施して、伝言ミスを防いでください。

これは極論かもしれませんが、設計、現場監督、そして大工の知識がある営業マンに任せれば、まず間違いはないでしょう。そこまで何でも兼ね備えた営業マンを見つけることは、難しいかもしれませんが、小さな工務店には、意外と、建築士のスキルをもった営業マンがいたり、大工経験のある営業マンがいたりすることがあります。指名できるなら、そうした営業マンにお願いすれば、伝言ミスによる失敗の可能性はかなり低くできるでしょう。

後回しは双方にとって負担になる

工事が進み、だんだんと家が形になっていく中で、「やっぱりここに窓が欲しい」「洗面台をグレードアップしたい」というように、変更を頼みたくなることはしばしば出てきます。変更したいというお施主様の気持ちそのものは、仕方のないことではありますが、よくよく伺ってみると、「じつは最初の時点で、どちらにするか迷っていた」というようなケースもあるようです。決めることを後回しにして、とりあえず決めておくという姿勢は、家づくりには禁物です。
たとえそれが小さな変更であっても、予定に入っていなかった作業が発生するわけですから、現場の作業はどうしても滞ってしまいます。それが積み重なれば、全体の工期にも影響が出てしまいます。お施主様が予想しているよりも大きな金銭的負担になってしまうこともあるのです。

もちろん、だからといって、お客様が変更したいというお申し出をしているのを、業者側がとりあわなくていいという理由にはなりません。もし変更したくなっても、気おくれせずにそれを伝えてください。もともとの状況のの中でそれが可能なのか等をよく相談の上、きっちちと対応してもらうのがいいでしょう。

できあがった家にガッカリしないための営業マンとの付き合い方 まとめ

思い通りの家をつくるには、パートナーとして信頼できる工務店と出会うことが大前提です。
デメリットがあったら隠さずにきちんとそれを伝えてくれて、その中で、最大限、要望に応えてくれるような良心的な工務店を選んでください。
営業マンとより良いコミュニケーションの保つことで、あなたの夢を叶えてくれる家ができることをお祈りしています。

トップホームズではお客様の個別の予約ご相談を承っております。もちろんお金はかかりません。ご納得いただけるまで、何度でもできます。
我が家にピッタリのプランとは?私の借りられるお金はいくらなの?など、家づくりのプロフェッショナルとして親身にアドバイスいたします。
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家づくりの成功・失敗を分ける「現場監督の良し悪し」とは?

家づくりの成功・失敗を分ける「現場監督の良し悪し」とは?

山梨に家を建てようと決め、信頼できる工務店を選ぶことができた。いい営業マン、いい職人さんたちにも出会うことができた。よし!これでいい家が建てられるぞ——!
ちょっと待ってください。じつは、まだそれは早合点なのです。

営業マンと職人さんの間には、現場を仕切る「現場監督」という存在があります。
この現場監督、お施主様との接点も多いのに、意外と知られていないかもしれませんね。
じつは、ストレスなく、いい家づくりをできるかどうかは、この現場監督の力量次第と言ってもいいほど重要な存在なのです。
今回は、この現場監督が果たす役割、いい現場監督の見分け方を紹介しましょう。
現場監督と上手に付き合えば、家づくりはグーンと楽になりますよ!

現場監督って何をする人なの?

現場監督というと、資材を運んだり、大工さんの手助けをするのが仕事だと思っていらっしゃる方もいるようです。実際に現場を訪れてみると、そうした作業をしている姿も見ることができるので、つい勘違いしてしまうのも無理はないのですが、こういった仕事は、本来の現場監督の仕事ではありません。

現場監督とは、その現場の一切を取り仕切る、現場の最高責任者です。
現場監督の仕事は、大きく分けると、二つあります。

ひとつは、「現場のチェック」です。
必要な搬入品はすべて揃っているか、工期に遅れは生じていないか、安全は確保されているか、設計図通りに仕上がっているか、といった現場の状態をつねに確認するのが現場監督の仕事です。また、検査書類を確認・整理したり、追加工事の施工資料を揃えたり、金額を提示したりといったデスクワークも行います。

もうひとつの仕事は、お客様と職人さんをつなぐ「仲介」です。
それまでは、お施主様が質問したり相談したりする相手は、営業マンでした。でも、家づくりの工事が始まると、お施主様の相手をするのは現場監督に替わります。熟慮の末に変更したいことが出てきたような場合は、現場監督にそれを伝えていただくことになります。
実際に工事が始まってみると、さまざまなことを検討しつくしたはずの設計図であっても、なんらかの変更点が必ず出てきてしまうものです。そうした際に、お客様の要望を聞きとって、職人さんに伝えるのが現場監督の仕事なのです。

そんな伝言ゲームをしなくても、お客様が直接職人に伝えればいいのでは?と思ってしまうかもしれまえんね。でも、ほとんどのお客様は建築に関しては素人です。また、職人さんの側も、話を聞くプロではありません。うまく間を仲介して、現実的な解決策を提示するには、現場監督という存在が必要になってきます。お客様と職人さんとの間で認識がずれてしまっていると、誤った解決策のまま家づくりが進んでしまうことになりかねません。そこで、現場監督がお客様の要望を正確に聞き取り、建築のプロとしての言葉で、職人さんに伝えていくわけです。

もちろん、お客様が要望したことをすべて鵜呑みにして進めるということではありません。いただいた要望よりももっとリーズナブルな方法、より適切な方法がある場合には、逆に、それをひとつの選択肢としてお客様に提案したりすることもあります。

安くていい家は、こうした現場監督の配慮があって、初めて実現することができるのです。
トップホームズの現場監督の現場日記ブログはこちらからご覧いただけます。それぞれの人となりを感じていただけると幸いです。
工務店トップホームズ監督たちの山梨県現場日記ブログ

職人さんから信頼され、職人さんを大切にするのが「いい現場監督」

いい現場監督は、職人さんたちから信頼され、大切にされています。
建築という仕事は、大勢の職人さんたちの協働作業ですから、現場作業をスムーズに進めるためには、なんといってもチームワークの良さが不可欠です。
現場監督は、現場に常駐して職人さんの働きを見張っているわけではありません。チェックすべきポイントを押さえたら、あとはプロフェッショナルである職人さんたちにお任せします。お客様と職人さんが直接話をすることはないと書きましたが、内容にもよっては、現場監督の判断で、お客様と職人さんが直接打ち合わせをしていただくこともあります。もちろん、その内容は職人さんから現場監督に事後報告してもらいます。
こうしたことから、「この人のために一生懸命やりたい」「この人に余計な負担をかけたくない」と職人さんに思ってもらえるような現場監督ほど、現場の作業はスムーズに進み、しかも仕事も丁寧になります。

現場監督は、ひとつの現場の専属ではなく、たいていの場合、複数の現場を掛け持ちしています。職人さんたちが現場監督を信頼し、協力してくれるからこそ、どの現場にも均等に力を注ぐことができるのです。

そういった現場監督の役割、仕事を知ってみると、最初にイメージしていた「現場で職人さんに頼まれて材料運びをしている現場監督」という姿は、ちょっと注意したほうがいいかもしれません。そういう仕事をしているということは、職人さんから信頼されているどころか、もしかしたら少し軽く見られてしまっているのかもしれないからです。だとしたら、本来彼が果たすべき現場監督の仕事がおろそかになってしまっている可能性があります。現場のチームワークがうまく働いていないのかもしれないわけです。

職人さんに大切にされているということは、裏を返せば、現場監督のほうも、職人さんを大切にしているということになります。
じつは、それができていない現場監督や工務店が、結構たくさんあるのです。
「お客様第一」というモットーを掲げているからと安心していると、職人さんに対しては、まったくの下請け作業員の扱いで、一段低く職人さんを見ているような工務店もあります。
そんな現場で、職人さんたちが気持ちよく働くことができるでしょうか。

まず現場監督が、職人さんに対して尊敬と感謝の気持ちをもつということが、良いチームワークにつながり、いい家を建てるための一番大切なことなのです。

現場監督は「お客様の味方」

「いい現場監督」のもうひとつの条件は、お客様の目線を持っているということです。
現場監督の仕事のひとつは、お客様と職人さんをつなぐ「仲介」と書きましたが、このとき、現場監督が職人さんよりの立場に立ってしまうと、お客様の気持ちは置き去りになってしまいます。建築について素人なのはお客様だけですから、ふたりのプロが互いに味方しあってしまっては、お客様は何も言えなくなってしまうでしょう。

たとえば、建物の強度を上げるための金具が、柱に曲がって取り付けられていたとします。多少曲がって金具が付いていても、実は問題ないのですが、お客様はそんなことはわかりませんから、もしかしたら、それが気になってしまうかもしれません。
「あの金具、曲がって付いているように見えるんですけど、あれで強度のほうは大丈夫なんでしょうか?」
こんな質問をされるかもしれません。
ところが、この質問に対して現場監督が、
「ああ、あれは曲がっていても大丈夫なんですよ。気にしないでください!」
とだけ答えたら、お客様はどう感じるでしょうか。
そんなふうにプロに言われてしまったら、それ以上、「でも……」と質問を重ねることはできなくなってしまいますよね。そうしたケースが何度も積み重なると、
「もしかしたら、あの人に言いくるめられているのでは?」
と、だんだん不安になってしまうかもしれません。

では、現場監督がこんなふうに説明してくれたらどうでしょうか。
「ああ、すみません。あれは多少曲がっていても、強度上は問題ないんです。でもお客様にしてみたら、やっぱり気になりますよね。どうしてもご心配でしたら、直しますので、言ってください!」
こんな言い方をしてくれる現場監督なら、お客様の不安をなくそうという姿勢がちゃんと感じられますよね。

いい家を建てるためには、設計図通りに問題なく仕上げることは当たり前で、さらにそれに加えて、お客様の不安をひとつでも解消して残さないということが大切です。
いい現場監督は、そんなお客様の不安をすばやく感じとりますので、アドバイスひとつするときにも、その理由をちゃんと説明してくれます。

もちろん、現場監督がお客様の味方でありつづけることは、言うほど簡単なものではありません。
現場監督としては、職人さんたちが一生懸命にやっていることは、重々わかっていますから、「お客様の言う通りに、やっぱりここを変えてほしい」ということをなかなか伝えることができず、悩んでしまうこともあるでしょう。
そのような職人さんへの気遣いも、現場監督には必要な要素ではありますが、それでもなお、「迷ったらお客様の側に立つ」という姿勢が、理想の現場監督には必要です。
そうした結果の積み重ねが、お客様目線を養っていくための訓練にもなり、自らの技術を上げていくことにもつながっていくのです。現場監督が成長していくことは、職人さんにとってもうれしいことです。

新人とベテラン、どちらの現場監督がいいの?

上に書いたように、現場監督は多くの経験を積み、様々なケースの場数を踏むことによって成長していきます。では、より実務経験が長いベテランの現場監督ほど「いい現場監督」だと言えるでしょうか。
実際は、それ以上に大事なことがあります。
「いい現場監督」に必要な資質のうち、経験は3%といったところでしょう。
残りの97%は、誠実、勤勉といった、その人の人柄です。

経験を積み重ねているということも、もちろん貴重なことです。しかし、悪くいえば、いかようにも現場をコントロールできて、お施主様からいただいた要望も、もっともらしい理由をつけて断ることができるような話術を身につけてしまっているということかもしれません。巧みな話術を使って、高い工法や設備をお施主様に押しつけてしまうことも、できてしまうかもしれないのです。

一方、誠実な現場監督は、まずお客様の利益ということを考えます。
新人で、経験も不足しているために、お施主様から質問されても、その場で答えることができないかもしれません。でも、誠実な現場監督なら、一度それを持ち帰って、相手が満足できるような答えを必ず用意しようとするでしょう。もちろん、ある程度の経験と知識は必要ですが、お客様第一という意識をもち、うそをつかない約束を守る誠実さがあれば、たとえ経験が不足していたとしても、十分にそれを補うことはできるでしょう。

新人かベテランかという経験の差は、そんなに大きな問題ではありません。人柄という基準でみれば、じつはどちらでもいいのです。ただ、新人の現場監督は、自分も知識がない分、よりお客様の目線に近いかもしれませんね。

もちろん、人柄が誠実である上に、経験も十分に備わっていれば、それ以上のことはないでしょう。

現場監督を替えてもらうことってできるの?

「あの監督さんはちょっといい加減だなー。このまま任せておくのはちょっと不安……」

そんなふうに感じられたら、すぐに工務店に連絡して、別な現場監督に替えてもらいましょう。不安を抱えたままでお付き合いすることは、工務店の側もまったく本意ではありません。お互いの関係が悪くなってしまうようなことが起こる前に、早めに伝えたほうがいいと思います。
ただし、工務店の規模によっては、現場監督がその人ひとりしかいないようなこともあります。そんなときは、思いきって工務店ごと替えればいいか、というと、残念ながら、それはほぼ無理だと思います。
通常、お施主様と現場監督が初めて顔を合わせるのは、仕様の確認のときです。もう少し早い場合でも、建てる位置を確認するために土地に縄を張る「地縄張り」のときです。
いずれにしても、このときにはすでにもう工務店との契約は済んでしまっていますので、建築が始まってから、工務店を替えることは、契約を破棄することになり、難しいと言えるでしょう。

そんなふうに現場監督で後悔しないためには、お客様がご自分で情報を集めることが必要です。
たとえば、住宅見学会というのは最適な機会です。
見学会には、たいていの場合、現場監督も参加しています。ぜひ声をかけて、その人の人柄を感じとってみてください。
見学会には職人さんも来ていますので、現場監督について聞いてみるのもいいでしょう。
「あの監督が仕切る現場は、職人のことも気遣ってくれて仕事がしやすいんです。いい監督さんですよ」
こんな好意的な言葉が本心として職人さんから出てきたら、きっと安心できるでしょう。
「あの人、現場のことをよくわかっていないんだよね」
「いつも命令ばっかりして……」
というような否定的な言葉が出てくるようなら、その現場監督は要注意だと言えるでしょう。
もし、見学会に現場監督に会うことができなければ、事前に会いたいと工務店に申し出てみましょう。現場監督は、それほど重要な存在なのです。

家づくりの成功・失敗を分ける「現場監督の良し悪し」とは? まとめ

現場監督の仕事についてもっと知りたい方には、こちらの「現場監督入門メディア「目指せ!住宅業界の現場監督」」というサイトがお勧めです。新人現場監督さん向けの記事が掲載されていますが、読んでみると、その仕事の重要性がよくわかります。

営業マンも、職人さんも、そして現場監督も、結局のところ、一番大切なのは、お客様の幸せを考えるという姿勢です。
工務店として、そういった姿勢を皆がもっているかということを見きわめ、お施主様も含めて、より良いチームワークによって、幸せな家を建てていただきたいと思います。
そのためにも、ぜひ住宅見学会に参加して、私たちの人柄をじかに確かめてみてください。

トップホームズの住宅見学会についてはこちらでご案内しております。また、平日でもOKの予約見学会のご予約はこちらからお申込みいただけます。

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社員と話せば一発でわかる「いい工務店の見分け方」

社員と話せば一発でわかる「いい工務店の見分け方」

「お客様の幸せのために」。
そんな言葉につられて訪れた住宅工務店で、実際に社員と接してみたら、「なんだか思っていたのと違う……」とがっかりされた経験がある方は、意外と多いのではないでしょうか。
会社としてどんなに立派な理念をもっていたとしても、社員がそれをきちんと理解していなければ、それは絵に描いたモチと同じです。
工務店は、あなたの家づくりの成功を左右する重要なパートナーです。いい工務店を選ぶには、その社員を見きわめることが必要です。
今日は、受付窓口・営業マン・現場監督・設計士・事務など、どの職種にも当てはまる「住宅工務店のいい社員」について、考えてみたいと思います。

社員を見れば工務店の良し悪しが「わかってしまう」理由

毎日満員御礼のディズニーランドに人気がある理由は、よく言われるように、その「おもてなしの心」にあります。それを体現しているのは、9割を占めるアルバイトのスタッフさんたちです。ディズニーランドを訪れ、1日を楽しんで帰る一般のお客様にとって、「ディズニーランドの顔」は、株式会社オリエンタルランド(という会社が経営していることも知らない人が多いのではないでしょうか)の経営者ではなく、スタッフが作っているのです。

素晴らしい理念があり、それを実践する社員がいて、初めて、会社はすばらしい会社になることができます。ですから、たとえ経営者を知らなくても、社員を見れば、その会社の質というのは自ずからわかってしまうものなのです。

会社によって表現は様々ですが、ほとんどの住宅工務店が掲げている理念は、「お客様を幸せにすること」でしょう。その思いを、その会社の社員(営業マン、現場監督、事務の担当者にいたるまで)から感じることができれば、その会社を選んでも大丈夫でしょう。

「そんなに感覚的に選んでも大丈夫? もしその会社の建てた家がよくなかったらどうするの?」

そう思われる人もいらっしゃるかもしれませんが、そういった心配は無用です。

いい家を建てるために、その工務店のもっている技術や、家に使われている素材、設備の性能などを一生懸命調べる方はたくさんいます。
でも、実際に家を建てた方にお話を聞いてみてください。
「いい家づくりができた」という達成感をお施主様にもたらしているのは、その工務店の技術力や家の性能などよりも、いい社員やいい職人に出会えたという人間的な要素であることに気づかれることと思います。
これは、決して、質のよくない家を、社員の人柄によってカバーしたというようなことではありません。
今の住宅は規格化が進んでいますので、特別な技術が必要になるようなことはあまりありません。言ってみれば、どの工務店に頼んでも、品質的には問題のない家ができあがるはずです。
ところが、実際には、建てた家に満足していただける場合と、満足してもらえない場合があります。よくあるケースとしては、間取りや、内装のセンスといった部分でしょう。
そういった部分は、お客様を理解しようとする社員や職人がいなければ、満足していただけるような仕上がりを実現することはできないのです。
つまり、やはりお客様の満足を左右するのは、その工務店の社員なのです。

会社としては立派な理念を掲げているのに、その工務店の社員にはそれがまったく感じられないような会社も、実際にはあります。
あなたが工務店を訪れ、営業マンと話してみて、

「ホームページには、お客様の幸せが第一と書いてあったのに、そこの営業マンと話してみたら、なんだか会社の利益のことばかり優先しているような印象だった」

そんな風に感じられたら、その工務店には要注意です。
あなたが感じた違和感の原因は、社員がその会社の理念を理解していないか、あるいはその理念が単なる「建前」にしか過ぎないか、そのどちらかである可能性が高いと言えます。
いずれにしても、その工務店は、あなたが満足できるような家を建てることができないでしょう。

どんな社員がいる工務店がいいのか

いい社員とは、お客様の理想や悩みごとを、ていねいに、念入りに聞き出して、それを理解する努力をする社員のことです。これは、おそらく、職種も年齢も関係ないでしょう。

工務店の社員ではなく、ある設備メーカーさんの社員さんの例をあげてみたいと思います。

お客様がメーカーと相談して、キッチンなどの設備を決めると、メーカーは工務店に、お客様が選んだ製品の情報を送ってきます。ただ単に工事を進めるだけなら、その製品の型番が書いてあれば十分です。ところが、その設備メーカーさんの担当者は、お客様の状況をことこまかに書き加えてくれるのです。
そのお客様が、他の製品とどちらにするか迷っていたこと、もしかしたらまだ迷っていて、最終的に別な製品を選ぶかもしれないこと、そうなった場合は、住まいのプロフェッショナルである工務店として、その製品が適切か、それとも別な製品のほうがいいかどうかなどをアドバイスしてほしい。
そんなことが書いてあります。
これを受け取った工務店の側では、人によっては、よけいな情報を書き込んできた、と面倒に感じるかもしれません。でも、この担当者の気遣いは、お客様の気持ちによりそった素晴らしいものだと言えるのではないでしょうか。

反対のケースを考えてみましょう。
もし、これをお読みの皆さんが、体調不良でお医者さんに診てもらったとしましょう。そして、なんだかいつもの風邪とは違う感じがするので、それを一生懸命説明したとします。ところが、お医者さんがそれを聞き流して、「ああ、風邪ですね。薬出しておきますから」というひとことで片づけられてしまったらどうでしょう。いくらその人が名医であっても、そしてその診察が正しかったとしても、なんだかがっかりしてしまいませんか。

どんな職業でも言えることだと思いますが、お客様を正しく理解しようとする人は、そのお客様の背景にあるものを聞いて、それを必要な人に正確に伝えようとするものです。
そうすることが、その人の「基準」になっているような場合、流れ作業のようにお客様を扱うことは、かえってストレスになってしまうのです。

工務店の社員と接するときは、ぜひ、その人の「基準」がどこにあるかということを探ってみてください。
あなたが「これにします」と何かを選んだときに、その理由を知りたがったり、それによってどのように理想の生活が実現するのかなど、いろいろな情報を聞こうとする社員なら、その人は、お客様の幸せを「基準」にしていると言えます。そういった社員に出会うことができたなら、「当たり」でしょう。

工務店の「いい社員」はどうやって見分けるか

ここでひとつ、「いい社員の見分け方」を紹介しましょう。
それは、お客様を応接室にご案内したり、お電話を取り次ぐときの応対が丁寧なものかどうか、注意してみればいいのです。
言葉づかいの話ではありません。聞いたことにしか答えない、お客様が何か言いたそうにしているのに、それを聞き出すそぶりも見せない。そんな応対をしていたら、それはあまりいい社員とは言えないでしょう。

当たり前といえば当たり前のことなのですが、「技術と人柄は別の話。いい家が建つのなら、多少我慢することになってもしかたがない」と目をつぶってしまうお客様は意外と多いのです。
でも、こういったことは「一事が万事」ですから、そこを軽くみるべきではありません。

ものごとの本質というものは、何気ない部分にあらわれるものです。
そういった意味では、経理や受付窓口のような“裏方”の社員に注目してみてもいいかもしれません。会社の本質というのは、売上と直接関係のない、そのような業務の社員にあらわれやすいのです。
会社の売上を直接左右する営業マンは、お客様の機嫌を損ねないようにしながら、契約までもっていくためのトークを日夜訓練しています。ちょっとひねくれた言い方をしますが、彼らは、「売上を伸ばしたい」という本音を押し隠しながら、「お客様のため」という建前を装う技術を訓練しているわけです。
ところが、数字と直結しない、事務や受付窓口の社員は、そのような営業トークを仕込まれているわけではありません。そこに、会社の「素」の姿が出てしまうわけです。
その人たちのお客様の扱いがぞんざいだったとしたら、それがその工務店の本当の姿勢だということが言えるでしょう。

もちろん、その人個人の個人的な問題がたまたま表れているだけということもあり得ます。しかし、だとしても、会社がそれを改めるように教育していないということは、やはり会社の問題なのです。
どのように考えても、その工務店は、いい会社とは言えないでしょう。

社員の人柄をさらに知るためには

工務店の社員の何気ない行動に注意しながら、さらにその社員を深く知ろうと思ったら、直接その人に質問してみましょう。
どんなことを考えて仕事をしているのか、何を大切にしているのか、ということを聞けば、その人の人間性がいちばんよくわかります。
単刀直入に聞いたりするのが気恥ずかしかったら、世間話から入ってみてください。
「ここはいい会社ですね」
「お仕事、楽しいですか」
うまく話がはずんだら、核心に迫ってみましょう。
たとえ会話がたどたどしくても、お客様の幸せを考えたその人なりの言葉があれば、それで十分に合格を出してもいいでしょう。長いこと返答に詰まるような場合は、もしかしたら、その会社はあまりよくないのかもしれません。それだけで悪い会社だと断言することはできませんが、会社が理念を教育していないことのあらわれかもしれないからです。

家づくりのパートナーとして工務店を選ぶときに、その工務店の経営者の考えを知ることも大切ですが、社員を見れば、それ以上に多くの判断材料が得られます。事務所や住宅見学会に行くときは、部署を問わず、なるべく多くの社員と接してみて、その姿勢を意識してみるようにしてみてはいかがでしょうか。

社員と話せば一発でわかる「いい工務店の見分け方」 まとめ

トップホームズの信条は、
「心を正せば、あとは素のまま」
「心は技術を超える」
というものです。
人間は気づかぬうちに、どうしても自分の利益を優先しがちになってしまう習性があります。ですから、私たちは、日常のささいな行動であっても、それがお客様の幸せという目的にかなっているかということを基準に、つねに厳しく律しています。
テクニックに長けた営業マンはたくさんいますが、本当にお客様の幸せを願う心があるのなら、多少口下手であっても、その人の言動は自然とお客様の幸せにつながっていくはずです。

お客様の幸せのための安くていい家を作ることにおいては、トップホームズはどこにも負けません。そんなふうに自負できるのも、志を同じくする職人さんがいればこそです。弊社では、じつは職人さんを採用するのに、3時間におよぶ「心の面接」を行います(50人に1人という合格率の「狭き門」です)。そんな私たちが選んだ職人さん、社員たちは、私たちの誇りでもあります。

一致団結してお客様の幸せを実現する。
これが、私たちトップホームズが多くのお客様に選んでいただいている理由です。

トップホームズ自慢の社員紹介はこちらから。

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工務店として、現場見学会に参加する方にチェックしていただきたいこと

工務店として、現場見学会に参加する方にチェックしていただきたいこと

ここ山梨でも、多くの子育て世代の皆さんが家を建てることを検討していらっしゃいます。山梨には、豊かな自然の中で、落ち着いて子育てをするのに最高の条件が整っていますよね。
家づくりを検討しはじめた方は、ぜひ一度、「現場見学会」に足を運んでください。
そこに住むお施主様の許可をいただいて、実際に暮らしている家を見せていただくのが「現場見学会」です。お読みになっている中には、参加された経験がある方もいらっしゃるかもしれませんね。
この現場見学会、当日なんとなくひと回りして、「ああ、いい家だったね」などという感想を家族と話して終わり、という方もいらっしゃるようです。
現場見学会は、お施主様と家を建てる工務店が出し合った「知恵と工夫」を、間近で確認することのできる貴重な機会です。また、実際に家を建てている「作り手」としての工務店の顔を見ることのできる機会でもあります。
漫然と家を眺めるだけに終わらせてしまうことのないように、ポイントを押さえて、ご自分の家づくりに役立てるための情報をなるべく集めましょう。

家の良し悪しを決める職人さんの「人柄」に注目!

現場見学会で、皆さんは何をチェックされるでしょうか。
ほとんどの方が必ずチェックするのは、間取り、設備だと思います。
もちろん間取りや設備も大事です。
でも、それよりも大切なのは、実は、スタッフとしてその場にいる職人さんの顔を見ることなのです。
見学会には、大工さんをはじめ、たくさんの職人さんが、工務店の社員に混じってスタッフとして働いています。職人さんは営業はしませんから、受付や駐車場係など、屋外にいることが多いかもしれません。
見学会は、この職人さんたちの顔を、契約前に間近に見られて、話もできる、またとない機会なのです。
この機会に、しっかりと職人さんの質を確かめてみましょう。

職人さんの質を見るといっても、技術をもっているかどうかということではありません。技術力はもちろん大切ですが、特に気にする必要はないでしょう。なぜなら、今の住宅は、普通の技術をもっていれば、それで満足のいく家を建てることができるからです。
もちろん、それでも、できあがって家には差があります。この差はどこから生まれるのでしょうか。それは、心をこめて丁寧な仕事をする、という思いの強さの差なのです。
つまり、職人さんの質を見きわめるというのは、技術を見るのではなく、その人柄に注目してほしいのです。

お客様のほうを向いている職人さんなら、幸せを考えてくれる

たとえば、現場見学会で、職人さんにこんな質問をしてみてください。

「家づくりでは、どこに一番気をつかっていますか?」

職人さんによって、きっと様々な答えが返ってくるでしょう。
土台が大事だという人もいれば、自分は仕上げにこそ力を入れていますと応える人もいるでしょう。
ここで見るべきなのは、答えの内容そのもではなく、その職人さんの気持ちが、お客様にちゃんと向いているかということです。
いい家に住んでほしいと思っている職人さんは、口下手であっても一生懸命、自分の言葉で思いを伝えようとするでしょう。そんな職人さんなら、まず間違いはないと思います。
反対に、答えが、その会社に言わされているような雰囲気だったり、変に会社のことを持ち上げるようま職人さんがいたら、ちょっと気をつけたほうがいいかもしれません。その職人さんの意識は、会社に向いているということだからです。それは、お客様の幸せが二の次になってしまっているということなのです。
質問は、職人としての家づくりの姿勢や、仕事で大切していることは何かなど、どんな話題でも構いません。お客様に幸せになってほしい、という思いがちゃんと伝わってくれば、その職人さんは、必ずしっかりとした仕事をしてくれるはずです。
いい家を建てることができるかどうかは、いい職人さんに出会えるかどうかにかかっている、と言っても過言ではありません。

いい職人さんなら、優しい気遣いをできるのです

なお、いい職人さんならば、話しかければ、快く対応してくれることと思いますが、職人さんの中には、いかにも気難しそうな、いわゆる“こわもて”の方もいます。そんな職人さんはたいてい口下手なので、「なんだか怖い人だなあ」と思ってしまうかもしれません。でも、人当たりがいい人だからといって、その人がする仕事の質がいいとはかぎりません。職人さんを見きわめるときは、そうした外見に惑わされないようにしましょう。
見学会では、もちろん営業マンとじっくり話す時間が長くなりますので、お子様連れのお客様の場合、子どもたちが退屈してしまうこともあります。そんなときも、大人たちの話の邪魔にならないように、職人さんが子どもたちの相手をしてくれることも多くあります。子どもとの接し方で人柄がにじみ出ることもあります。自然にそんな気遣いをできる職人さんなら、信用できるのではないでしょうか。

トップホームズの見学会では、赤いはんてんを着ているスタッフが社員、青と緑のはんてんを着ているのは職人さん、大工さん、協力会社の皆さんです。ぜひお気軽にお声がけくださいね!

そこでの暮らしをイメージしながら家をチェックする

これから家を建てようと思っているお客様にとって、現場見学会がとても有意義なのは、その家と同じ生活レベルにあるお客様が、実際にこれから住もうとする家を見られるということです。
ありとあらゆる憧れがいっぱいの、有名ハウスメーカーのモデルルームを訪れれば、夢は際限なく広がることでしょう。でも、それはお客様に合わせた生活の提案ではなく、あくまでも、最先端で最高級の設備や調度で仕立てたメーカーの「参考展示」でしかありません。
現場見学会では、そこで住んでいる実際の生活を想像しながら家を見ることができます。それにより、現実に役立つヒントをいくつも見出すことができるでしょう。

現場見学会では、次の3点を押さえてチェックしましょう。

1:今の家の不具合を確認する

いい家ができた、という深い満足が得られるのは、その家が、豪華な仕上がりになったときでしょうか。いちがいにそうとは言いきれません。より正確にいうと、それは、「今の暮らしの不具合が解消されたとき」です。
玄関がいつも散らかってしまう、お風呂場が結露してかび臭い……今の家で、もしそんな悩みがあれば、現場見学会の家では、その点がどのように解決されているかということをチェックしてみてください。
といっても、その場で思い出すのは難しいかもしれません。前準備として、日ごろから感じている「不具合」をリストアップしておきましょう。
このリストは、ひとつひとつの不具合について詳細に書く必要はありませんが、生活を網羅していることが大事になります。平日はどうか、休日はどうかと分けて、最低1週間分を書き出してみましょう。もし、時間の余裕があれば、季節を意識して1年分の「不具合」を書き出してみれば、なおいいでしょう。
このような「不具合」のチェックリストを一度作っておけば、現場見学会のたびにそれを持参してチェックすることで、家ごとに解決策を比較したり、どの解決方法が自分たちに適しているかということを発見できる助けになります。

2:空間の感覚をつかむ

実際に家づくりが始まると、設計図を中心に話をすることが多くなります。図面の上で、どのような大きさにするか、どのようなつくりにするかということを話し合っていくわけです。
ところが、家づくりは生涯のうちに何度も行うことではありません。ほとんどのお客様にとっては一生に一度、つまり誰もが初心者です。建築に対する知識をもっておられるお客様はほんのわずかですから、ほとんどの方は、設計図などを見ても、実際の家を立体として想像することは難しいと思います。
たとえば、「10畳のリビング」といっても、それが自分たち家族にとって、広いのか、狭いのかということは、実際にその場に立ってみないとぴんと来ないでしょう。
同じ「10畳」でも、壁に囲まれた10畳と、普段開け放している10畳では、また広さの感覚が変わってきます。
子ども部屋や寝室などについても、どのくらいの広さが必要なのかということを実地で見て確認することができます。
収納の広さなども、頭でだけ思い描いているだけでは、なかなかイメージがつきませんし、棚があるとどうなるのかといったことも実際に見てみればその便利さがすぐにわかります。

現場見学会では、このように、図面を見る「上からの視線」と、生活者としての「横からの視点」を照らし合わせてみることができます。
これによって、設計図だけではぴんとこなかった空間の感覚をつかむことができ、同時に、ちょっとした設計の違いによって、実際の印象もかなり違ってくる、ということもご理解いただけることでしょう。
こうした感覚を身につけることで、今後始まる、図面上での話し合いも必ずスムーズにいくことになります。

3:余分なお金のかからない工夫を探す

あなたが訪れる、現場見学会の家には、そこで暮らすご家族が快適に楽しく暮らすための様々なアイデアが詰まっています。
そうしたアイデアの多くは、お金をかけて快適にしているのではなく、お金がほとんどかかっていないようなものです。
たとえば、「車椅子が通れるように、トイレの扉を引き戸にする」とか、「玄関と階段への動線上に収納を設ける」とか、「収納内の棚を可動式にする」といった、ひとつひとつは見逃してしまいそうな細かなアイデアです。
実際の暮らしは、そうしたアイデアによって、大変大きく変わるものです。
そんなアイデアをなるべくたくさん見つけて、余分なお金をかけずに、いい家をつくるための参考にしていたあきたいと思います。

工務店として、現場見学会に参加する方にチェックしていただきたいこと まとめ

私たちトップホームズでは、毎月、見学会を開催しております。また、土日ではご都合が合わない、お忙しい方のために、平日でもゆっくりご相談いただける予約見学会もご予約いただくことができます。
子育て世代の家計に優しいトップホームズの建てた家を、ぜひ現場見学会でご覧ください。
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山梨で家を建てるあなたが選ぶのは?住宅工務店とハウスメーカーの違い

家を建てようと思いはじめたとき、あなたはどこに依頼するべきでしょうか。テレビではよく有名ハウスメーカーのCMが流れていますし、地元では工務店の見学会の案内などもよく見かけます。そもそも、工務店とハウスメーカーとはどのような違いがあるのでしょうか。

住宅工務店とハウスメーカーの違い

地元に根ざして、地域の信頼を大切にする工務店

工務店という言葉に、法律上などの明確な定義はありません。主に戸建住宅を請け負う建設会社の中で、地場産業として根づいている会社が工務店と呼ばれています。年間50棟以下の地域密着型の工務店が中心ですが、毎年100棟以上の住宅を建てている工務店もあります。
工務店は、個人のお客様やメーカー等から戸建住宅を請け負って、鳶(とび)・大工・左官・板金・電気・水道といった職人を手配し、その他工事全体の管理・監督を行います。工務店の家づくりのスタイルは、ある程度の決まりはあるものの、間取りや外観などをお客様と決めながら進めていく場合が多いと言えます。
ハウスメーカーにくらべれば規模が小さく会社の顔が見えやすい工務店は、地域のお客様からの信頼を重んじており、メンテナンスや保守点検といった活動も熱心に行っています。

ブランド力で全国展開し、高い技術で合理的に住宅を建てるハウスメーカー

ハウスメーカーのほうも正式な定義はなく、日本全国で広く展開する住宅会社の呼び名として浸透しています。地方の工務店が徐々に規模を大きくしてハウスメーカーと呼ばれるようになったケースもあれば、化学・電器メーカーや自動車メーカー、財閥系企業などの一部門、住宅の工場生産を目的に設立するようなケースもあります。
豊富な資金力があるため、ハウスメーカーでは、住宅の耐震性、断熱性、気密性などの最先端研究を進めています。実物大の建物を建てて大規模な機械を使った耐震実験などは、世界的にも最高レベルの技術をもっていなければできないものであり、そのような面でハウスメーカーは日本の技術力をけん引している存在であると言えます。
ハウスメーカーは、全国の各都道府県に営業拠点を持ち、強力なブランド力を背景に、住宅展示場で自社製品をモデルハウスとして展示しています。
ハウスメーカーによる家づくりは、徹底的に規格化し、合理化されたものです。大量生産し、マニュアルにそって建築を進めていくため、工務店だと一般的には最低3ヶ月~半年ぐらいかかる一戸建てを、ハウスメーカーでは3ヶ月以内に完成させてしまうことも珍しくありません。自社工場で生産した建築資材を現場に搬入し、現場でそれを組み立てる工法のハウスメーカーの場合には、さらに工期を短縮できます。

ハウスメーカーのブランドだけで判断できるできる時代ではないですよね

最近では、ハウスメーカーの中でも、販売ノルマなどがきびしく、他業種の大企業でも起こっているような様々な問題を内部に抱えているという指摘がなされる企業もあります。家を建てるお客様の様々な要望に対応しつつ、企業としてさらに成長していくために、ハウスメーカーも大きな岐路に立たされているのです。
今は、有名芸能人を起用したテレビCMを毎日のように見るからといって、安心・信頼できる企業と判断できる時代ではなくなりました。
もとより、そういった広告宣伝費や、全国の住宅展示場にあるモデルハウスの建築・維持管理費、営業マンの人件費などの経費を建築費に上乗せされているため、ハウスメーカーの家は合理的に生産されているにもかかわらず、工務店よりも高いというイメージがもたれています。
家を建てるお客様は、慎重な態度で判断をしてほしいと思います。

工務店にも良い会社、悪い会社がある

一方、工務店の場合は、モデルハウスやカタログなどの販促費、事務所固定費はハウスメーカーよりも少ないため、建築費にそういったコストを載せているということはありません。
工務店は、個人やメーカー等から戸建住宅を請け負い、鳶(とび)・大工・左官・板金・電気・水道といった職人を手配し、その他工事全体の管理・監督を行います。その地方特有の気候、地質、生活習慣などに基づいた住宅の建築を行うため、良い工務店を選ぶことができれば、ハウスメーカーに依頼するよりも良い家を建てることができるでしょう。
ただし、同じ工務店の中でも、会社によってポリシーの違いや技術のばらつきが大きく、同業者として目に余るような会社もあります。明らかに技術が低かったり、建材メーカーの言いなりになっていたりするような会社もありますし、後継者不足や人材不足に悩んでいる工務店もあります。
もちろん、その中で、勉強や独自の工夫を継続しつつ、腕を磨いて、一級品と言える家を作り続けている工務店もちゃんとあります。
そういった「良い工務店」を見分けるには、見学会に参加するなどして、実際にその工務店の人間の話を聞いたり、その工務店が建てた家を自分の目で確かめることが必要です。

山梨で家を建てるなら、私たちトップホームズに一度ご相談ください

私たちトップホームズは、1854年の創業以来、この山梨の地で多くのお客様に幸せになっていただくために、家を作りつづけている工務店です。

工務店とハウスメーカーのどちらを選ぶべきかという問いには、じつは明快な答えがありません。それぞれに優れたところがあり、またそれぞれの会社の中にも、良い会社とそうでない会社があるからです。工務店のほうがいいとか、ハウスメーカーのほうがいいとか、決めつけてしまうことは、選択肢の幅を狭めることになってしまうので、もったいない話なのです。

家という大きな買い物をするのに、どんな会社を選ぶべきなのか、ここで紹介したこと以外にもお教えしたいことがたくさんあります。どうか一度、私たちに会いにいらしてください。
トップホームズは、工務店とハウスメーカー双方のいいところがありますし、さらに、様々な工夫をすることで、多くのお施主様の信頼をいただいてきました。
まずは無料でのご相談、もしくはゆっくりご相談いただける予約見学会へ起こしください。
いつでもお待ちしております。

見学会参加必携ガイド 工務店の住宅見学会でチェックすべきポイント集

完成した住まいだけでなく、実際の家づくりの現場を自らの目で確かめられる住宅見学会への参加は、これから家を建てる人にとって、たいへん勉強になる体験です。
家づくりを具体的に学べ、様々な疑問や不安を解消でき、つくり手である工務店の会社についても知ることができる、他にない機会が住宅見学会です。
山梨県でこれから一戸建てを建てるのであれば、住宅見学会には積極的に参加しましょう。
本記事で紹介するチェックポイントのリストを家づくりに役立つダウンロード資料室からダウンロードできます。

住宅見学会に参加する前に

初めて見学会に訪れるときには、予備知識はとくに要らないかもしれません。家を建てるという自分のイメージをはっきりとさせることがまず第一です。
見学会では雰囲気に流されないよう、予算や間取り、土地の広さと建坪のイメージなど。、自分たちの考えを事前に十分整理しておきましょう。家族と話し合って、イメージを共有しておくことも大事です。建てたい家全体のイメージがわかる、雑誌などのの写真の切り抜きを持っていくと、話がしやすくなるでしょう。

見学会は一度参加しただけでは、なかなか細かいところまで理解することはできません。
2度目、3度めの見学会参加には、事前に間取りや設備の情報を集めたり、現地で特に注意して観察するポイントを絞ってから出かけましょう。
疑問に思ったこと、聞きたいことのポイントをまとめてメモしておき、当日それを持参して、積極的に質問しましょう。
また、家を建てる予定の土地が決まっているような場合は、見取り図を持参すれば、より具体的な話を聞くことができます。

また、見学会に参加するときは、前後の時間には余裕を持っておくことをお勧めします。実際に現地を訪れてみると、聞きたいことがあれこれと出てきますので、予定していたよりも時間がかかることが多くあります。

住宅見学会に持っていくと便利なアイテム

デジタルカメラなど

気に入った間取り、設備などは写真に残しておくと、あとで参考になることがあります。写真を撮ってもいいかどうかは、現場で確認しましょう。家に帰ってから、じっくりと再見学ができますよ。参加できなかった家族に見せることもできます。スマートフォンなどのカメラでも十分です。

懐中電灯

天井・床下など暗くて見えないところもちゃんとチェックしておきたいもの。手抜き箇所がないかどうか、調べてみましょう。

メジャー

生活動線を意識しながら広さなどをチェックするためには、感覚だけでは不十分です。また、図面上の数字だけでもぴんと来ない場合があります。実際にものを置いてみると通りにくかったりすることもありますので、メジャーできちんと図ってメモをとっておきましょう。

住宅見学会でチェックするポイント

見学会は、入居直前の新築現場を見る完成現場見学会と、モデルハウスの見学会があります。
完成現場見学会は、実際にその家に住む家族の構成やライフスタイルを考慮した間取りや生活動線、仕上げの品質、キッチン・バスルーム等設備の使いやすさなどを実感できます。
隣家との距離や日当たりなども大切です。家ができてから、お隣さんとこんなに近いの?と驚いたり、日当たりの悪さに気づくこともあります。完成現場見学会なら、これからそこで生活を始めるお施主様への、工務店の細かな配慮を感じることができるはずです。
モデルハウスの場合は、様々な設備やオプション仕様について知るための見学が主な目的になります。家具の配置などもされていますので、その家での生活もある程度イメージすることができます。
どちらの場合も、見学会で見る家は、あなたが住む家ではなく、あくまでも参考です。ただし、モデルハウスなどの場合でも、空間照明の使い方などは実際に自分の家を建てる際に勉強になります。実際に歩いて、触って、試してみて、便利と思ったものは取り入れることを考えるといいでしょう。

見学会会場の各部屋の広さ、採光、収納、生活動線はどうか

まずは、その家の間取り図と、実際にその空間に立ったときの差を体感してください。風の流れ、光の入り具合はどうか、収納は十分か、など、想像力を膨らませて観察して、実際に歩いてみて、生活動線を確認してみましょう。
モデルハウスでは概して建坪が大きいケースが多いので、廊下やキッチンなどが広く、惑わされてしまうことがあります。例えばキッチンなら、壁までの距離なども測るなど、気になったところは寸法を測り、現実とのギャップにがっかりしないようにしましょう。
また、各部屋の収納の位置や大きさなども参考になります。

見学会会場のバリアフリーへの配慮はどうか

各部屋に入る際の段差や廊下の幅、バスルームなどがバリアフリーに配慮されているかということも確認してみましょう。将来的な老後のことなどもイメージする必要があります。

見学会会場の設備機器はどうか

事前に設備のカタログなどを入手できていた場合には、そこに掲載されている設備の実物に触れることができる良い機会となります。オプションと標準の差額を確認し、使い勝手やデザインなどをみてみましょう。

見学会会場の内装はどうか

建具の位置や大きさ、壁紙クロスなどのつなぎ目部分の仕上げ、使われている素材などもよくチェックしましょう。
キッチンや釣戸棚の高さといった建具関係も、使い勝手を体感してみましょう。ドアの開く向きがどちらかといったことによっても生活動線は変わります。凝った建具などは、掃除の仕方などをスタッフに質問してみるといいかもしれませんね。窓やドア、床などは、同じメーカーのものを使うことになるかもしれませんから、床のきしみ具合なども要チェックです。
ちょっと行儀が悪いかもしれませんが、寝転がって目線を低くしてみると、見えなかったものが見えてくることもあります。トイレやバスルームでは、実際に使う姿勢で見てみることも必要です。
また、屋根裏や床下、配管など見えない部分も丁寧に処理されているかを確認しましょう。

見学会会場の営業マンはどうか

この設備はオプションなのか、基本に含まれているのかといったことをはじめ、会場を見ながらいくつも質問したいことが出てくると思います。このときの工務店の営業マンの対応もよく観察しましょう。
知りたいと思ったことを質問をして、適切で納得できる返答があったか、もし詳しく答えられなかったことがあれば、あとできちんと資料を送ってくれたかなどもチェックしておきましょう。
はじめに書いたように、見学会は、その家を建てた工務店との出会いでもあるのです。

見学会会場の入居者の家族構成やライフスタイルに合った家になっているか

完成見学会の場合は、当然のことながら、そこに住む家族の構成やライフスタイルに合わせて建築されています。これらの情報を自分と比較することが大切です。
モデルハウスとは異なり、完成見学会では、そこに住むお施主様が必要と判断した設備が厳選されていることになりますから、どんな選択が実用性が高いかなどを見きわめる参考にもなります。具体的な金額を聞けば、いくらかけるとどんな家になるかを知ることができるわけです。

家の見えない部分を見る見学会

完成見学会は、間取りや収納をどのように工夫しているかをチェックできますが、構造や施工の丁寧さなどが確認したいなら、基礎工事現場や構造現場の見学会へ参加してみましょう。
工務店に希望すれば、基礎工事をはじめ、各段階の建築中の現場を見学できることもあります。ぜひお気軽にご相談ください。
基礎工事現場を見学すると、家全体を支える大切な部分である基礎部分を確認できます。基礎の種類(ベタ基礎・布基礎など)、コンクリートの厚み、立ち上がり部分の高さ、配筋の状況、地盤の状況と対策、床下換気口の設置状況など、完成後には見えないような場所を確認することができます。また、地盤改良工事や床組みなども、見学すると、安心できる家を建てるための勉強になるでしょう。
また、やはり完成後には見られない構造部分の見学会などもあります。工法(木造軸組、パネル、2×4など)、柱・梁などの素材や太さ、接合部の仕様、筋かいや耐力壁の配置(家全体のバランス)、気密測定(現場による)、部材の管理状況(雨対策など)など、耐震や耐久性などを確認することができます。

工務店の住宅見学会でチェックすべきポイントまとめ ~見学マナーもお忘れなく

とくに完成見学会の場合は、そこに実際に住まわれるお施主様のご厚意で行われているものです。見学マナーは必ず守りましょう。
新築のお住まいに汚れ・キズをつけてしまうことのないように、手袋や靴下を着用し、小さなお子様を同伴する場合には、お子様から目を離さないといったマナーを守ることが必要です。

トップホームズでは、定期的に山梨県内での見学会を土日などに開催しています
また、日程が合わないという多忙な皆様のために、平日でも見学いただける予約見学会もお申込みいただけます。
どちらの見学会でも、ご予約いただければ、ゆっくりと相談の時間をお取りいたします。確実に相談を受けられたい場合は、ぜひこちらの予約見学会のページからご予約をお願いいたします。
社員一同、皆様のお越しをお待ちしております。

山梨の夏を涼しく過ごすための西日対策

山梨の夏を涼しく過ごすための西日対策

毎日、暑い日が続きますね。とくに耐え難いのが西日の暑さです。冬は暖かく気持ちがいいと感じることもある西日ですが、夏はサウナ状態になってしまいますね。夕方になると、部屋にいられないほどの暑さに苦しむ方も少なくありません。山梨県では、過去最高気温で甲府が5位に入っています。甲府は盆地ですが、空気が乾燥しているので、蒸し暑いというより、焼けつくような暑さですね。
今回は、西日の暑さの対策についてご紹介します。

山梨はなぜ暑くなるの?

お住まいの方はよくご存じのことと思いますが、山梨県は盆地です。盆地は空気の動きが少なく熱がたまりやすいという特徴があります。さらに、都市部ではコンクリートや乗り物、エアコンなどによって熱がたまりやすくなっているので、驚くほど高温になってしまうのです。
山梨県が高温になってしまうもう一つの原因は、フェーン現象です。
熱い空気が山を越えて吹き降ろすと、乾いた高温の空気になり、温度が上昇しまます。
海に面した地域では、海水によって高温になりにくいのですが、内陸で、しかも山に囲まれた山梨県は、高温の風が吹き降ろすことによって、猛暑になってしまうのです。

西日ってどうしてあんなに暑いの?

西日とは、いうまでもなく、西に傾いた太陽の日差しのことです。太陽の日差しは、沈む前に最も強く感じます。
太陽は午後いっぱい、日没までの長い時間、西日として家を照らし続けます。太陽で温められた家のコンクリートが熱を蓄積します。この熱が保ち続けられることと、昼間温まった地面や空気の温度が部屋の中に入ってくるために「西日は暑い」のです。
さらに、西日が当たる時間帯に、私たちは1日の疲れを感じるようです。疲れた身体で強い西日を浴びると、「暑苦しい」と感じてしまうのです。

西日は私たちの生活にさまざまな影響を及ぼします。
まず、室内も室外も気温が上がります。西に窓やベランダがある家では、お昼の前後から日が沈むまで、ずっと太陽の日差しを浴びることになりますから、室内の温度は上昇します。
バルコニーに面したキッチンなどでは、食物の衛生にも気をつけなければなりません。
エアコンをフル稼働しなければ室内の温度が下がらず、夏場の電気代はどうしても高くなりがちです。
家具や畳も日光を浴びて色あせてしまいますから、部屋のレイアウトにも注意が必要です。
家だけでなく、身体にも悪い影響を与え、シミやほくろが増える原因になります。

工務店が提案する、西日に負けないための対策

さまざまなものに悪影響を与える西日。暑さだけでなく、家具の品質や身体への影響を考えると、早急な対策が必要です。ここでは、家づくりの名医である工務店として、暑い山梨の夏を涼しく過ごすためのアドバイスを紹介しますね。

窓に行う日よけで西日をカット!

手軽に西日の直撃から逃れたいなら、まずお勧めしたいのは遮光カーテンです。レースカーテンなどは涼しげに見えても、日光はカットしてくれません。
ただし、上で述べたように、西日が暑いのは、実際に照りつけている日光のせいばかりではありません。長時間温められた地面や建物が、西日の時間帯に室内にこもって放射されるからです。ですから、遮光カーテンは、西日が差し込みはじめてから閉めるのではなく、午前中のうちから閉めて熱を室内に入れないように注意することが必要です。もちろん、西日そのものもブロックしましょう。

遮光カーテンを閉めると、部屋はかなり暗くなってしまいますので、それを避けたい方は、ミラー効果のある糸を使用したレースカーテンなどをおすすめします。こうしたカーテンは、外光を通しながらも、紫外線を防いでくれます。

また、窓ガラスそのもので西日を防御するのが、UVカット率の高い遮熱フィルムを張りつけるという方法です。窓の上部に貼るもの、グラデーションカラーなど、種類も豊富です。剥がすのも簡単なので、夏場だけ使用するといったこともできます。

ただし、これらの方法は、西日によって窓ガラス自体やカーテンが暖まってしまうので、西日対策の効果としては、「そこそこ」です。本質的に西日対策をするなら、窓そのものに日が当たらない対策をするか、窓ガラスの性能を上げるしかないかもしれません。

古き良き日本の伝統的な西日対策

日本の夏といえば、日本家屋にマッチするすだれを思い出す人が多いと思います。
すだれは、家の外側に下げるだけで、カーテンよりも高い遮熱効果があるそうです。家の外に下げるものなので、カーテンのように熱をためこんでしまうこともなく、窓が熱くなるのも防げますね。
窓から少し離れた位置に下げるほうが遮熱効果は高くなります。
ちなみに、すだれというのは原料が竹で天井から下げるものの呼び名で、葦が原料の立てかけて使うタイプのものは「よしず」と言います。立てかけるだけのよしずは、使い方が簡単なので、お手軽に西日対策できますね。

こちらも古くからある日本の知恵のひとつ、打ち水です。
西日が入る庭やベランダに打ち水をすると、気化熱で空気を冷やすことができます。打ち水は日差しが強いうちに行ってしまうと、蒸発した水でなおさら蒸し暑くなることもありますので、日没を狙って行いましょう。
私たちトップホームズが受け継いでいる宮大工の技も、日本の風土にあった智恵の集積です。

メリットだらけの西日対策、グリーンカーテン

近頃人気なのが、植物の力を借りてベランダや庭にグリーンカーテンを作るという対策です。遮熱効果はよしずの2倍もあると言われ、育った植物が西日をカットしてくれます。植物なら見た目にも涼しげですし、それを育てる楽しさも味わえるので、一石二鳥ですね。食べる楽しみまで加えれば、一石三鳥(そんな日本語はありませんが)にもなります。
おすすめはゴーヤやアサガオ、ヘチマ、キュウリなど、夏休みの植物観察の宿題を思い出してしまうような、夏のつる性の植物です。あとはネットを用意すれば、育てるだけです。
お子さんの自由研究や情操教育、食育にも役立つから、もうひとつ、一石四鳥と言えるでしょうか(しつこいようですが、そんな日本語はありません)。
ただし、無駄に伸びた枝の手入れなどはしなければなりませんので、植物を育てるのが苦手な人には、残念ながら向いていません。

庇をつけて西日を防ごう

これから一戸建てを建てようと思われている方は、あらかじめできる日射対策として、日射を遮ってくれる庇を窓につけることを考えてみましょう。スリットを入れることで、夏場の日射はカットするけど、冬場の日射は入りやすくしてくれるようなタイプのものもあります。サッシに付ける庇だけでなく、家の軒を出しておけば、なお効果的です。
窓に庇をつけるときには、窓が高いほど庇を長くしなければなりません。つまり、庇は、どちらかというと小窓の日射対策に向いている方法なのです。
ちなみに庇は1m以上突き出す場合は建ぺい率に含まれますので、新しく家を建てる場合には注意しましょう。

窓の性能を上げて西日をシャットアウトする!

これから一戸建てを建てるのなら、日射熱をカットするエコガラスや遮熱タイプの内窓にしておくのが賢い対策です。窓下の床面をウッドデッキにするのもいいでしょう。
日差しや採光、通風までコントロールすれば、快適に過ごせるようになるだけでなく、冷房が効率的になりますので、省エネ効果もあるのがうれしいですね。することができるのです。

今では、Low-Eガラスを使ったサッシが使っている家も増えてきました。これは中に特殊金属膜が設けられてるガラスで、断熱効果・遮熱効果があります。高断熱ガラスよりもさらに西日を遮断することができます。遮音性もあり、結露防止にもなりますので、窓にまつわる悩みをばっちり解決してくれます。

山梨の夏を涼しく過ごすための西日対策まとめ

西日による暑さは、疲労感や集中力の低下など、住んでいる人の精神状態にも大きく影響を与えます。風水などでも、西日が当たる部屋は凶作用があると言われているそうです。夕方の西日は、太陽自体のエネルギーが消耗しているため、マイナスのエネルギーとのこと。このため、西日を浴びることで、体力を消耗し、意欲がなくなってしまうそうです。
そんなことにならないように、今回紹介した対策の中から、ご家庭にあった方法をピックアップして、なんとか暑さを乗りきっていただければ幸いです。
ちなみに、2階建ての家よりも、平屋建ての家のほうが風通しがいいという傾向がありますので、ぜひ参考にしてみてください。

お施主様の家を少しでも快適なものにするために、私たちトップホームズも、暑さをものともせずに毎日がんばっています!

今回もお読みいただき、ありがとうございました。
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