私たちが心を込めてつくった自慢の家です。
韮崎市にH27年2月に引渡しを行いました。
外観
クリーム系の外壁で仕上げております。外壁の色と玄関ドアの色が良くマッチしております。玄関ドアの色によっても印象が変わってくると思います。
リビング
特徴的なのは壁付けのテレビのまわりにエコカラットで仕上げている部分です。クロス仕上げと雰囲気も変わります。
2階居室
ドアが2つありますが、仕切りを設けないことで、部屋が広く感じます。後々、2部屋に分けるということも可能です。
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住宅会社がお客様にいい家を安く提供させて頂くためには、少ない人数で効率よく作業することが大切です。
また、直接工事には関係のないものはできる限り経費をかけないことが大切だと思っています。そのような無駄なお金をなくし、その分のお金をお客様の大切な家にかけることにより安くて良い家ができるのです。
安くて良い家をつくるために、当社が努力しているほんの一部をご紹介します。
私達は、お金のかかる豪華なカタログやパンフレットにお金をかけるのであれば、その分のお金をお客様の大切な家に使いたいと思っています。カタログがなくても実際に建てさせて頂いた家を見て頂くことで、カタログやパンフレット分のお金が不要になるのです。
おかげさまで多くのお客様が新しいお客様をご紹介いただくなど、新しいお仕事の7割をご紹介や口コミでいただいています。ですから、こちらからわざわざお客様にしつこく営業したりする必要はありませんし、お客様をサポートする社員はいても、営業マンをサポートする社員は必要ありません。
日本中にあるすべての住宅会社を対象にした日経ホームビルダーの住宅会社ランキングで4年連続日本一に選ばれており、つまりは、トップホームズは結果として、人件費が極端にかからない住宅工務店なのです。
当社では、必ずお客様に事務所に来ていただいてお打合せをさせていただいています。お客様のご自宅にお伺いしてお打合せをさせていただくことは基本的にはありません。
そうすることで訪問営業の場合の3倍のお客様とお打合せができたり、しっかりとお話することができるのです。お客様にはご苦労をかけてしまいますが、その分のお金を大切な家づくりに使っていただきたいのです。
多くの住宅会社さんは、お客様から工事を受注すると一旦下請けに流し、その業者が利益を取り、その後孫請けの業者さんが施工を行います。ひとつ中間業者が増えるだけで多額のマージンが発生します。それらがすべてお客様の負担になってしまうのです。当社は直接工事をしますので中間で利益を取る業者は発生しません。その分安く家を提供できるのです。
元請け業者から施工業者さんへの支払は、建築業界では約束手形という物で支払う場合や半分現金、半分約束手形という場合が多いようです。この場合、納入業者さんは3ケ月から6ヶ月先にしか現金にならないのです。
もし、あなたが納入業者だったとしたら、6ヶ月後にお金になるより今すぐ現金で払ってくれる会社の方の仕事をしたいと思いませんか?
やはり業者さんもそうなんです。現金で支払うことで、良い業者さんから安く仕入れる事ができるのです。
当社の創業は1854年(安政元年)です。材料を見極める目は、165年をかけて完成した目なのです。他のどの住宅会社にも負けない自信を持っています。その研ぎ澄まされた目で、安くて良い材料を見極めています。
当社の業者さんや職人さんは、『お客様の幸せを願い家づくりをしてくれる』と約束してくれています。そして、心からそう思ってくれています。そして、お客様が幸せになるためには安くて良い家をつくらなければならないと考えています。専門家が安くて良い家をつくるために毎日毎日考え、研究してくれています。安くて良い家をつくるためには絶対に必要な仲間たちです。
安くて良い家を建てるためには、他にもいろいろな努力をしています。安くて良い家を建てるために業者さんや職人さん、そしてお客様までもが協力してくれています。本当にありがたいことですし、心から感謝しています。私達はこれからももっと良い家を安く提供できるように努力していきます。
トップホームズが大切にしていること、それはお客様の大切な家づくりにかかわる人間の経験です。
トップホームズが大切にしていること、それはお客様の大切な家づくりにかかわる人間の経験です。
家づくりをする建築会社の長、そして、窓口となる営業マンは建築に関するすべてを理解している必要があると考えています。弊社では営業マンはセールスマンではなくアドバイザーでなければならないと思うからです。
別の言い方をさせていただくと家づくりのお医者さんです。そして名医でなければならないと思っています。名医は患者さんの症状や心配をしっかりと聞き、どのようにしたらそれを改善できるかを判断し、的確な治療をし的確な薬を処方します。すべて一人でできる的確な質問ができ、多くの実務を経験しているのです。家づくりも同じだと思っています。
お客様の担当をさせていただく担当者は家づくりの名医であるべきです。そのためには本当に大切なことがあると思っています。建築には、営業・設計・施工と大きく分けると3つで成り立っています。
この3つ全てにおいて経験と実務が必要と考えます。
通常の建築会社は、営業・設計・施工の担当者が別なのです。
営業マンの知識では設計や現場の詳しい説明までできないのです。ましてや営業マンが家を一軒建てることなどできるわけがないのです。
家というものを理解するのに3人が必要になってしまいます。これでは食い違いが出てしまう可能性があります。それを絶対にしてはならないと考え、弊社では社長はもちろん、お客様の窓口を担当する営業マンは、165年間の宮大工の遺伝子を受け継ぐ大工の経験者であり、家一軒を自分の力で建てられるだけの実力をつけた、そして、設計ができる一級建築士または二級建築士を営業担当者にさせていただくことをお約束いたします。
材木の見きわめ方や木材の性質を知る技術は、本当に大切なことです。すべての材種についての強度、性質、有効な使用場所等というものが違うのです。それを瞬時に判断ができるレベルの技術を身につけています。
『材木の見きわめ方や木材の性質を知る技術』についても本当に大切なことだと考えております。
桧、欅、ヒバ、杉、栂、松、など建築には様々な材種の木材が使用されます。すべての材種についての強度、性質、有効な使用場所等というものが違うのです。
それを瞬時に判断ができるレベルの技術を身につけています。弊社社長を含め歴代の棟梁たちは、目をつむったまま、木をなめただけでも、匂いを嗅いだだけでも材種を判断できる基準まで訓練し自分のものにしているのです。
(主な木材の特徴については「木造住宅は“木のプロ”である住宅工務店にお任せください」という記事をご覧ください)
そのすぐれた技術を使い木材の性質を生かした場所に理想的な寸法の木材を使用しているのです。
数十年前までは地元の山から木を伐り、数年寝かし自然乾燥させてから製材(柱や梁などの寸法に切断)して、家を建てました。
現在ではコストの面からもそのように家を建てる方などほとんどいませんが、そんな時代の歴代の棟梁からも、その時代の材木の見分け方など、代々語り継がれているのです。 木の性質を知ることによって、良い家をつくることができます。
木材は大きく分けると『針葉樹と広葉樹』の2つに分かれます。これは葉の形で分類されていますが、針葉樹は広葉樹より軽く加工しやすいのが特徴です。針葉樹の代表的なものは杉や檜です。
真っすぐに伸びる樹種が多いのです。そして柔らかいので加工がしやすい。その特徴から建築木材として多く使われているのです。
硬くて重い広葉樹は、強く腐りにくい性質からケヤキなどは大黒柱などにも使われます。 木材の特徴は、針葉樹と広葉樹と言った分類だけでなく、材種、または産地、材齢でも一本一本違ってくるのです。
ちなみに、一家の主のことをなぜ大黒柱というのか、ご存知ですか? 気になる方は「知ってびっくり、一戸建てを建てるときに役立つ建築由来の言葉たち」という記事を読んでみてください。
立ち木のときに樹芯側に近かった面を『木裏』樹皮側を『木表』と言います。木材は乾燥していくと木表側(樹皮側)に反る特徴があるのです。
この製材した段階で起きる変形には「曲り」「反り」「捩れ」があり、このような木の性質を知ることがいい家をつくるためには大切になるのです。
建てたそのときではなく、将来に渡って木材がどう変化し、建物にどのような影響を与えるのかを的確に判断できなければならないのです。どの木材をどこに使うか。この目を持っているか、持っていないかが家づくりにおいて本当に大切なことなのです。
また、木裏 (樹芯側)は木表(樹皮側)よりも木目が悪く逆目(表面が悪い)になりやすいため、直接触れる部分にはあまり使いません。逆に木表は節が少なく木目もきれいで、削ると表面に光沢があるので床材やカウンターの天板にも用いることができるのです。
同じ木でもいろんな特徴があるので、長所や短所をうまく生かすことが本当に大事なのです。
最高の建築技術を持つ宮大工。その宮大工が現場で魅せる伝統の技とは・・・そして家を建てる際のこだわりとは・・・
在来工法は『寸法を計り、木材を切断し、ノミで彫り、カンナで削り、木材を差し込み、釘で留める』という技術が必要になってくるのです。
このような技術を身につけているから建築現場でなにか予定と違う事が起きてしまった時でも、職人の技術で対応できてしまうのです。
弊社の場合は、伝統的な工法であるこの在来工法を使用しています。その中でも宮大工の技術を受け継いだ在来工法です。
在来工法の中でも頂点に立つのが、お寺や神社などをつくる宮大工の技術です。
それを修得する為には多くの技を修得しなければなりません。
基本的な事だけを紹介しますと、まず、規矩術(きくじゅつ)という技術を修得しなければなりません。
指矩(さしがね)という直角になったものさしのようなもの。これ1本を使いほとんど全ての寸法を出していくことができるのです。さしがねの表目(表の目盛)と裏目(裏の目盛:表目の√2倍になっている)を使い、建物にかかる全ての寸法や勾配や角度を出す事が出来るのです。通常電卓を使ってもわからないような寸法や角度もさしがね一本で簡単に出してしまうのです。
これを覚えるだけでも数年かかってしまいます。ただし、宮大工の場合は最高の規矩術を身につけなければなりません。ですから十年以上かけてこれを修得するのです。弊社の場合は、5代により165年間受け継がれてきた完成系の規矩術を使用しているのです。
一般の住宅に比べ特に特に違うところは屋根の形状です。京都や奈良にあるお寺や5重の塔を思い出してみてください。屋根が直線(平面)ではなく、軒(屋根の先端部分)の部分が反りあがり、曲線(曲面)になっていると思います。宮大工は曲線の屋根もさしがね一本で寸法や角度を出す事が出来るのです。
宮大工が最高と言われる理由には、もうひとつ、すぐれた匠の技というものがあります。
宮大工は釘を一本も使わずに建物を100年、200年と家を持たせてしまうことができるのです。
強度的な欠点となる、仕口や継ぎ手・ほぞと言われる繋ぎ目をバランスや形状を考えて、逆に利点として利用して強度を強めてしまう。そんな技も使っているのです。 屋根に反りをつけたり扇状にしたり、そんな技術も簡単にこなしてしまうのです。
京都や奈良の世界遺産や国宝になっている建物などにもこの技術が多く使われております。
奈良や京都に何百年と現存する社寺建築物がこれを証明しています。
弊社の建物もこの技を使い約100年前に建てた建物が数多く現存しています。
100年たった建物を実際に確認することができる日本でも数少ない工務店なのです。
初代から当代まで人生を建築にかけ、伝統技術を駆使し、造った建築群・・・その実績と歩み
日本の夜明けが迫っていた幕末の世。ペリー提督の来航の翌年、坂本龍馬が江戸での剣術修行の後、土佐藩に帰郷した安政元年(1854年)に宮大工であった初代:外川藤助(とがわ とうすけ)が現在の富士河口湖町にて創業。現在の弊社の伝統技術の元を築き、施工建物は多数あると伝わっている。
初代:外川藤助の息子で2代目:外川 作太郎(とがわ さくたろう)は技術を継承し、その技術にさらに磨きをかける為に京都や奈良まで勉強に行ったと伝わっています。
県内で施工建物が現在も確認できるのは、『白山神社拝殿』 『富士浅間神社拝殿』などがある。(トップホームズの寺社建築の施工事例はこちらをご覧ください)
明治・大正・昭和の激動の時代。後に外川家中興の祖と言われる3代目:外川 殿吉(とがわ とのきち)が現れる。
3代目:外川 殿吉は、2代目:外川作太郎の息子であり、3代目として技術を継承。2代目と同じく、技術にさらに磨きをかける為に京都や奈良まで修行に行った。歴代棟梁の中で宮大工である外川家の名を一段と有名にしたのがこの人物です。
生きた彫刻を彫る事ができる、彫刻 を得意とする棟梁としても有名であった。
現在、施工建物で確認できるのは『妙法寺山門』 『如来寺本殿』などがあり、その他にも2代目と施工した『白山神社拝殿』 『富士浅間神社拝殿』などもある。
左から妙法寺山門、白山神社拝殿、富士浅間神社拝殿。クリックで拡大
3代目:外川 殿吉の息子であり、5代目(現社長)の父である4代目:外川 健児(とがわ けんじ)は、継承者として技術を習得。
3代目から受け継いだ宮大工の建築技術を神社やお寺だけでなく一般住宅にも積極的に生かし、入母屋造りの住宅を数多く手がけてきたのが4代目の外川健児である。
施工物件で確認できるのは、『浅間神社社務所』『白山神社手水舎』 『達磨堂(六角堂)』『白山神社社務所』などがある。
左から浅間神社社務所、達磨堂(六角堂)、白山神社社務所。クリックで拡大
4代目:外川健児の息子である5代目:外川秀之(現社長)が宮大工の技術を継承。
現在、宮大工としては現役から引退し、大工育成の指導者として活躍しているが、現役時代は3代目同様、彫刻を得意としており、やはり『生きた彫刻を掘る棟梁』としても評判であった。
一級建築士であり、一級建築施工管理技士・一級土木施工管理技士・宅地建物取引士等、土地建物に関する多くの国家資格を有する。
そのノウハウを生かし、4代目から受け継いだ宮大工の建築技術を融合し、社寺はもちろん、一般住宅や別荘建築に生かしていきたいと考え、『宮大工の技術で建てるスーパーログハウス』『団塊世代の古民家風平家』『子育て世代の幸せ住宅』などを開発し、多くの施工実績を残している。
5代目:外川秀之も4代目とともに手がけています。左上から、如来寺手水舎、白山神社社務所(2点)、六角堂(2点)。クリックで拡大
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私たちは人生を建築にかけています。どうしてかというと、お客様も家づくりに人生をかけているからです。ですからプロである住宅会社も人生をかけて応えなければいけないと思っているのです。
私はプロとは、人生そのものをかけるものだと思っています。そして私は人生を建築にかけています。どうしてかというと、お客様も家づくりに人生をかけている。ですから、プロである住宅会社も人生をかけて応えなければいけないと思っているのです。
弊社の5代に渡る歴代の棟梁たちも人生そのものを建築にかけてきました。そんな大げさな!と思う方もいるかもしれません。しかし、いつもお客様の立場にポジションを変えて考えてみるのです。
お客様のほとんどの方は家を建てるのは一生に一度だけ。ですから、家づくりで失敗してしまうと人生を失敗してしまうのと同じだと私は思っているのです。しかもほとんどの方は年収の何倍もの住宅ローンを組みます。それを30年、35年の時間をかけて返済していかなければならないのです。そんな重要なパートナーに選んでもらえたとしたら、プロが真剣につくるとは当り前のことなのです。
具体的にプロが真剣にとは何か?
『想い』『環境』『技術』『経験』『実績』がすべて揃っていることが最低条件だと考えます。
『家づくりを通してお客様の幸せをつくる』ということをいつも思っています。
家づくりはほとんどの方にとって一生に一度だけ。ということは家づくりを失敗してしまうと、その家族の人生が失敗してしまうと思っています。ですから絶対に家づくりで成功してほしい、いや、私が成功させなければならないと思っているのです。住宅づくりに対する思いは、つくり手の自己満足ではいけないと思っています。
プロなのですから、良い材料で、良い技術で、丈夫でしっかりとした家をつくるのは当たり前です。
それ以上に大切だと思っているのは、その家に住む方が幸せになれるかどうか?ということです。
マイホームを建てる目的は、家を建てることではなく、幸せな家庭をつくり、幸せな生活を送るためにつくるのです。ですから、その答えはお客様の中に隠れているのです。
お客様も気づいていない幸せの基準を丁寧にお聞きし、その中から幸せの基準となるものを探し、その幸せに感じる家をどうしたらつくれるのかをプロとして提案することだと思っています。
子育て世代の方なら子どもが一人だちするまでの限られた時間を一緒に笑いながら過ごせるための家族が集まるリビングかもしれません。思い出づくりにバーベキューができるウッドデッキかもしれません。子どもと並んで読書ができる書斎かもしれません。
団塊世代の方なら、ご夫婦の時間を大切にする、夫婦揃っての趣味の部屋が必要かもしれません。
お孫さんが集まれるように大きなリビングと泊まれる部屋が必要かもしれません。健康を考えた自然素材の家かもしれません。
このように人それぞれ、幸せの基準が違います。そういった一つ一つの幸せを、ぜひリストにしてみてください。そこに住まれる方が、本当に幸せだと感じる家づくりを提案したいと思っています。
そのための技術として最高峰の建築技術が必要になるのです。
生れたときからの環境もプロになるには必要と考えます。
社長の私の家には、子どものころから、4代目宮大工の父:外川健児の弟子たちが、つねに3人から5人、私の家に住みこみで家族のように生活していました。父も弟子たちも私も、常に同じ家に住み、同じ食事を食べ、会話はほとんど建築の話、遊び場は父の建築現場、夜になると父はいつも建築図面を書いているのを見ていました。
今になって思うのですが、子どもの頃からのこの環境が私にとって大きな意味があるということを気づいたのです。私は幼稚園のときには材木に釘を打って遊んでいました。小学1年のときにはノミを使って材木を掘り、3年生のときにはカンナを使って木を削り、小学6年のときには建築現場の手伝いをしていました。そう考えると、生まれてから毎日建築の修行をしているのと同じだったのだと思えるのです。
ですので、私の建築歴は同年代ではきっと負けません(笑)。
木造建築の世界で大きな枠で考えると、在来工法、ツーバイフォー・プレハブ・ログハウスなど、いろんな工法がありますが、一番優れた技術が必要になってくるのが在来工法です。ツーバイフォーやプレハブ・ログハウスなどは1年から2年でほとんどの技術を修得できます。短期間で修得できるということは優れた技術が要らないということにもなります。
簡単に説明をしますと、ツーバイフォー工法は、同じサイズと材種の『木材を切断して釘で留める』という技術の繰り返しなのです。またプレハブは工場でつくられたものを現場で組み立てるもので『木材の切断もほとんど要らない』工法です。不動産屋さんや比較的新しいハウスメーカーにツーバイフォーやプレハブ工法が多いのはこういう理由からなのです。
それに比べて、在来工法は『寸法を計り、木材を切断し、ノミで彫り、カンナで削り、木材を差し込み、釘で留める』という技術が必要になってくるのです。このような技術を身につけているから建築現場で何か予定と違うことが起きてしまったときでも、職人の技術で対応できてしまうのです。
弊社の場合は、伝統的な工法であるこの在来工法を使用しています。その中でも、宮大工の技術を受け継いだ在来工法です。在来工法の中でも頂点に立つのが、お寺や神社などをつくる宮大工の技術です。それを修得するためには多くの技を修得しなければなりません。
基本的なことだけを3つ紹介しますと、 まず、規矩術(きくじゅつ)という技術を修得しなければなりません。
指矩(さしがね)という直角になったものさしのようなもの。これ1本を使いほとんどすべての寸法を出していくことができるのです。さしがねの表目(表の目盛)と裏目(裏の目盛:表目の√2倍になっている)を使い、建物にかかるすべての寸法や勾配や角度を出すことができるのです。通常電卓を使ってもわからないような寸法や角度もさしがね一本で簡単に出してしまうのです。これを覚えるだけでも数年かかってしまいます。ただし、宮大工の場合は最高の規矩術を身につけなければなりません。
ですから十年以上かけてこれを修得するのです。
弊社の場合は、5代により160年以上受け継がれてきた完成系の規矩術を使用しているのです。
もちろん、5代目である当社の社長もこの技術を修得しています。
そして2つ目、『材木の見極め方や木材の性質を知る技術』についても、本当に大切なことだと考えております。桧、欅、ヒバ、杉、栂、松、など建築には様々な材種の木材が使用されます。すべての材種についての強度、性質、有効な使用場所等というものが違うのです。それを瞬時に判断ができるレベルの技術を身につけています。弊社社長を含め歴代の棟梁たちは、目を瞑ったまま、木をなめただけでも、匂いを嗅いだだけでも材種を判断できる基準まで訓練し、自分のものにしているのです。
そのすぐれた技術を使い、木材の性質を生かした場所に理想的な寸法の木材を使用しているのです。
宮大工が最高と言われる理由には、もうひとつ、すぐれた匠の技というものがあります。宮大工は釘を一本も使わずに建物を100年、200年と持たせてしまうことができるのです。強度的な欠点となる、仕口や継ぎ手・ほぞといわれる繋ぎ目をバランスや形状を考えて、逆に利点として利用して強度を強めてしまう。そんな技も使っているのです。屋根に反りをつけたり扇状にしたり、そんな技術も簡単にこなしてしまうのです。
京都や奈良の世界遺産や国宝になっている建物などにもこの技術が多く使われております。
奈良や京都に何百年と現存する社寺建築物がこれを証明しています。弊社の建物も、この技を使い、約100年前に建てた建物が数多く現存しています。
100年たった建物を実際に確認することができる、日本でも数少ない工務店なのです。
1代目から160年以上の経験を積み重ねていることが弊社の経験ということになります。これもとても大切なことです。それと同時に大切なことはお客様の大切な家づくりに関わる人間の経験です。
家づくりをする建築会社の長、そして、窓口となる営業マンは建築に関するすべてを理解している必要があると考えています。それは弊社では営業マンはセールスマンではなくアドバイザーでなければならないと思うからです。そのためには本当に大切なことがあると思っています。
建築には、営業・設計・施工と大きく分けると3つで成り立っています。
通常の建築会社は、営業・設計・施工の担当者が別なのです。営業マンの知識では設計や現場の詳しい説明までできないのです。ましてや営業マンが家を一軒建てることなどできるわけがないのです。
家というものを理解するのに3人が必要になってしまいます。
これでは食い違いが出てしまう可能性があります。それを絶対にしてはならないと考え、弊社では社長はもちろん、お客様の窓口を担当する営業マンは、160年の宮大工の遺伝子を受け継ぐ大工の経験者であり、家一軒を自分の力で建てられるだけの実力をつけた、そして、設計ができる一級建築士または二級建築士を営業担当者にさせていただくことをお約束いたします。
私たちが心を込めてつくった自慢の家です。
昭和町にH26年12月に引渡しを行いました。
グレーの外壁、黒の屋根、シンプルですが色の組み合わせはマッチしており、お洒落です。
そして1階の窓には自動シャッターが付いていますので防犯・災害などの対策も出来ています。
キッチンには垂れ壁を施工しておりません。そのため、開放的でリビング全体が見渡せますので、会話をしながら料理を作ったり、食器を洗ったりでき、楽しい空間になりそうです。カウンターもついているので料理を置いたり、そこでご飯を食べたりなど色々な使い方もできるので便利です。
お子様部屋の天井クロスは、お子様が部屋に入ってとても喜びそうなデザインになっています。このようにクロスを一面だけでも変えると、雰囲気がとても変わって明るい印象を受けます。
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