あなたはログハウスの事を本当に知っていますか?
私たちの作るスーパーログハウスは、日本古来から伝わる宮大工の建築工法(一般住宅を建てるときと同じ工法)で作るログハウス。
でも、在来工法で建てるログハウスとはいっても、住宅の専門用語ばかりでは、なかなかそのイメージが湧きづらいと思います。
そこでここでは、在来工法という建築工法の説明を交えながら、スーパーログハウスがなぜこれほどまでに絶大な支持を得ているのかをご紹介します。
そもそも在来工法って何?
在来工法とは、日本古来から利用されている伝統工法のひとつ。複雑な形状の洋風建築、純和風建築である数奇屋建築や社寺建築など、本格的な木造建築物を建てる際に使われる手法です。
自由度が高く、生活様式の変化に伴う間取り変更や増改築にも簡単に対応ができることから、日本で最も多く使われている工法で、いわゆる「普通のお家」の建て方として、最もポピュラーな手法です。
それに対して、通常のログハウスは「丸太組構法」という 、ログハウス向けの工法が存在します。ところが、この工法には大きな弱点が存在するのです。
ログハウス最大の弱点は、セトリングによる壁の沈み
普通のログハウスには、必ずセトリング問題が生じます。
初めてセトリングという言葉を聞いた方のために簡単に説明をさせていただくと、壁の高さが徐々に低くなることをいいます。
その原因は、木が乾燥するにしたがって収縮したりねじれたりすることや、積み上げた大口径のログ材自身の荷重によって圧縮されることによるものです。
ログハウスを建てようとされている方がよく受ける説明が、
「時の経過とともに壁は下がってきますが、壁にはアソビ(余白)をとっているから大丈夫です」
といった説明。
たいていは「ふーん。そういうもんなんだ」と納得されている方が多いのですが、実はこのメンテナンスには大変頭を悩ませる問題なのです。
セトリングによる影響とは、簡単に言うと、家全体が沈んでくる(壁が下がってくる)こと。
ログハウスは、材木を一本一本、横に積み重ねて外壁を立ち上げる為、材木間の隙間が3mmだとすると、材木20本分で6cmも沈むことになります。それに材木自体の収縮があるので実際にはその材木の収縮分もプラスして下がってくるのです。(材木は、横方向への収縮が最も大きいのです。逆に、縦方向への収縮率は格段に少ないのです。)
こうした、将来の「沈み」を考慮しながら設計・施工を行うわけですが、それ以降の過程でボルトがゆるんだり、壁のラインにぴったり合わせたパイプが曲がってしまったりと、こまめなメンテナンス作業が欠かせないのです。
また、気候の変化や雨風を直接受けることになりますので、材木自体の変化も激しく、場合によっては10数cm以上も沈んでくることがあります。そのため、住んでいるうちに窓やドアなどの開口部にきしみやゆがみが出たり、扉がきっちり閉まらなくなるといったことが起きます。
スーパーログハウス工法は、在来工法を利用して建築しますので、経過年数による沈みは発生しませんので、いつまでも快適にご利用いただくことが可能です。