将来のメンテナンス費用も安心です。
普通のログハウスは、構造上の問題から経過年数による老朽化が激しいため、メンテナンス費用・修繕費用の資金積み立てが欠かせません。
普通のログハウスは、外壁=構造体そのものと、大事な部分がむき出しの状態になっていますので、雨風にさらされたり、防塵がかかったりと、家へのダメージが大きくなります。
こうしたメンテナンスを怠ると、最悪の場合、構造体にまでダメージを与えてしまうことになります。
そのため、頻繁に外壁を塗りなおしたりログ材の割れた部分のコーキング処理(ゴム系の補修材による穴埋め)などの日々のメンテナンスはもちろんのこと、大きなダメージを受けた場合は相当の修繕費用を覚悟しなければならなくなるなど、後の維持費・保守管理費用を比較的大きく見ておく必要があります。
その点、在来工法を応用したスーパーログハウスなら、
「
まず柱があって、防水シートがあって、その外に外壁があって・・・」と、一般の住宅と同じつくりなので構造体が何重にも保護されています。
そのため、雨風にさらされることがあっても、直接構造体にダメージが及ぶことがなく、痛んだ箇所だけを取り替えたり、塗りなおしたりすることが可能です。
建築費用もリーズナブルです。
ログハウスは、横に並べた材木を上に積み重ねていくことで壁を作ります。
そのため、在来工法で作る住宅に比べ、金額的に高額となる材木などの資材・材料がたくさん必要になります。しかも、材木は全て外国製になる場合が多い為、輸入のための流通コストがかかったり、資材の取り寄せ時間もかかります。
それらは全て建築費用として反映されることになるため、建築費用は割り増しになりがちです。
それに比べ、在来工法を使ったスーパーログハウス工法であれば、柱と柱の間に断熱材を利用するため、耐久力もあり、温かく、流通コストも抑えられることから、結果的に
実際、同じような内容・デザインをスーパーログハウス方式で建築した場合、約10〜15%程度コストを下げることが可能になります。
■ 住み始めた後の光熱費も雲泥の差
壁の断熱性を比べた場合、標準仕様でも高気密・高断熱仕様になっているスーパーログハウスを1.0とした場合、ログハウスの無垢材は0.32で1/3程度しかありません。
気温や湿度、寄稿の状況など、色々なケースがあるので単純比較はできませんが、もしこの数字が光熱費に比例すると考えると、スーパーログハウスに住んだ場合に比べて普通のログハウスに住んだ場合には光熱費はなんと3倍かかるのです。例えばスーパーログハウスで10万円かかる場合はログハウスでは30万円かかってしますことになります。
その差なんと20万円。往復30km前後の車通勤だと、ガソリン一年分にも匹敵する出費です。
さらに光熱費を減らしたいという場合、スーパーログハウスは高気密・高断熱仕様となっていますので、高断熱住宅にしか設置できないとされる太陽熱で全室床暖房する、ハイブリッドソーラーハウスの設置も可能です。その場合、さらに1/3に光熱費を削減できます。