私たちは人生を建築にかけています。どうしてかというと、お客様も家づくりに人生をかけているからです。ですからプロである住宅会社も人生をかけて応えなければいけないと思っているのです。
トップホームズが考える「プロが山梨で真剣につくる家づくり」とは
私はプロとは、人生そのものをかけるものだと思っています。そして私は人生を建築にかけています。どうしてかというと、お客様も家づくりに人生をかけている。ですから、プロである住宅会社も人生をかけて応えなければいけないと思っているのです。
弊社の5代に渡る歴代の棟梁たちも人生そのものを建築にかけてきました。そんな大げさな!と思う方もいるかもしれません。しかし、いつもお客様の立場にポジションを変えて考えてみるのです。
お客様のほとんどの方は家を建てるのは一生に一度だけ。ですから、家づくりで失敗してしまうと人生を失敗してしまうのと同じだと私は思っているのです。しかもほとんどの方は年収の何倍もの住宅ローンを組みます。それを30年、35年の時間をかけて返済していかなければならないのです。そんな重要なパートナーに選んでもらえたとしたら、プロが真剣につくるとは当り前のことなのです。
具体的にプロが真剣にとは何か?
『想い』『環境』『技術』『経験』『実績』がすべて揃っていることが最低条件だと考えます。
プロの工務店の『想い』『環境』『技術』『経験』『実績』とは
想い
『家づくりを通してお客様の幸せをつくる』ということをいつも思っています。
家づくりはほとんどの方にとって一生に一度だけ。ということは家づくりを失敗してしまうと、その家族の人生が失敗してしまうと思っています。ですから絶対に家づくりで成功してほしい、いや、私が成功させなければならないと思っているのです。住宅づくりに対する思いは、つくり手の自己満足ではいけないと思っています。
プロなのですから、良い材料で、良い技術で、丈夫でしっかりとした家をつくるのは当たり前です。
それ以上に大切だと思っているのは、その家に住む方が幸せになれるかどうか?ということです。
マイホームを建てる目的は、家を建てることではなく、幸せな家庭をつくり、幸せな生活を送るためにつくるのです。ですから、その答えはお客様の中に隠れているのです。
お客様も気づいていない幸せの基準を丁寧にお聞きし、その中から幸せの基準となるものを探し、その幸せに感じる家をどうしたらつくれるのかをプロとして提案することだと思っています。
子育て世代の方なら子どもが一人だちするまでの限られた時間を一緒に笑いながら過ごせるための家族が集まるリビングかもしれません。思い出づくりにバーベキューができるウッドデッキかもしれません。子どもと並んで読書ができる書斎かもしれません。
団塊世代の方なら、ご夫婦の時間を大切にする、夫婦揃っての趣味の部屋が必要かもしれません。
お孫さんが集まれるように大きなリビングと泊まれる部屋が必要かもしれません。健康を考えた自然素材の家かもしれません。
このように人それぞれ、幸せの基準が違います。そういった一つ一つの幸せを、ぜひリストにしてみてください。そこに住まれる方が、本当に幸せだと感じる家づくりを提案したいと思っています。
そのための技術として最高峰の建築技術が必要になるのです。
環境
生れたときからの環境もプロになるには必要と考えます。
社長の私の家には、子どものころから、4代目宮大工の父:外川健児の弟子たちが、つねに3人から5人、私の家に住みこみで家族のように生活していました。父も弟子たちも私も、常に同じ家に住み、同じ食事を食べ、会話はほとんど建築の話、遊び場は父の建築現場、夜になると父はいつも建築図面を書いているのを見ていました。
今になって思うのですが、子どもの頃からのこの環境が私にとって大きな意味があるということを気づいたのです。私は幼稚園のときには材木に釘を打って遊んでいました。小学1年のときにはノミを使って材木を掘り、3年生のときにはカンナを使って木を削り、小学6年のときには建築現場の手伝いをしていました。そう考えると、生まれてから毎日建築の修行をしているのと同じだったのだと思えるのです。
ですので、私の建築歴は同年代ではきっと負けません(笑)。
技術
木造建築の世界で大きな枠で考えると、在来工法、ツーバイフォー・プレハブ・ログハウスなど、いろんな工法がありますが、一番優れた技術が必要になってくるのが在来工法です。ツーバイフォーやプレハブ・ログハウスなどは1年から2年でほとんどの技術を修得できます。短期間で修得できるということは優れた技術が要らないということにもなります。
簡単に説明をしますと、ツーバイフォー工法は、同じサイズと材種の『木材を切断して釘で留める』という技術の繰り返しなのです。またプレハブは工場でつくられたものを現場で組み立てるもので『木材の切断もほとんど要らない』工法です。不動産屋さんや比較的新しいハウスメーカーにツーバイフォーやプレハブ工法が多いのはこういう理由からなのです。
それに比べて、在来工法は『寸法を計り、木材を切断し、ノミで彫り、カンナで削り、木材を差し込み、釘で留める』という技術が必要になってくるのです。このような技術を身につけているから建築現場で何か予定と違うことが起きてしまったときでも、職人の技術で対応できてしまうのです。
弊社の場合は、伝統的な工法であるこの在来工法を使用しています。その中でも、宮大工の技術を受け継いだ在来工法です。在来工法の中でも頂点に立つのが、お寺や神社などをつくる宮大工の技術です。それを修得するためには多くの技を修得しなければなりません。
基本的なことだけを3つ紹介しますと、 まず、規矩術(きくじゅつ)という技術を修得しなければなりません。
指矩(さしがね)という直角になったものさしのようなもの。これ1本を使いほとんどすべての寸法を出していくことができるのです。さしがねの表目(表の目盛)と裏目(裏の目盛:表目の√2倍になっている)を使い、建物にかかるすべての寸法や勾配や角度を出すことができるのです。通常電卓を使ってもわからないような寸法や角度もさしがね一本で簡単に出してしまうのです。これを覚えるだけでも数年かかってしまいます。ただし、宮大工の場合は最高の規矩術を身につけなければなりません。
ですから十年以上かけてこれを修得するのです。
弊社の場合は、5代により160年以上受け継がれてきた完成系の規矩術を使用しているのです。
もちろん、5代目である当社の社長もこの技術を修得しています。
そして2つ目、『材木の見極め方や木材の性質を知る技術』についても、本当に大切なことだと考えております。桧、欅、ヒバ、杉、栂、松、など建築には様々な材種の木材が使用されます。すべての材種についての強度、性質、有効な使用場所等というものが違うのです。それを瞬時に判断ができるレベルの技術を身につけています。弊社社長を含め歴代の棟梁たちは、目を瞑ったまま、木をなめただけでも、匂いを嗅いだだけでも材種を判断できる基準まで訓練し、自分のものにしているのです。
そのすぐれた技術を使い、木材の性質を生かした場所に理想的な寸法の木材を使用しているのです。
宮大工が最高と言われる理由には、もうひとつ、すぐれた匠の技というものがあります。宮大工は釘を一本も使わずに建物を100年、200年と持たせてしまうことができるのです。強度的な欠点となる、仕口や継ぎ手・ほぞといわれる繋ぎ目をバランスや形状を考えて、逆に利点として利用して強度を強めてしまう。そんな技も使っているのです。屋根に反りをつけたり扇状にしたり、そんな技術も簡単にこなしてしまうのです。
京都や奈良の世界遺産や国宝になっている建物などにもこの技術が多く使われております。
奈良や京都に何百年と現存する社寺建築物がこれを証明しています。弊社の建物も、この技を使い、約100年前に建てた建物が数多く現存しています。
100年たった建物を実際に確認することができる、日本でも数少ない工務店なのです。
「経験」と「実績」
1代目から160年以上の経験を積み重ねていることが弊社の経験ということになります。これもとても大切なことです。それと同時に大切なことはお客様の大切な家づくりに関わる人間の経験です。
家づくりをする建築会社の長、そして、窓口となる営業マンは建築に関するすべてを理解している必要があると考えています。それは弊社では営業マンはセールスマンではなくアドバイザーでなければならないと思うからです。そのためには本当に大切なことがあると思っています。
建築には、営業・設計・施工と大きく分けると3つで成り立っています。
通常の建築会社は、営業・設計・施工の担当者が別なのです。営業マンの知識では設計や現場の詳しい説明までできないのです。ましてや営業マンが家を一軒建てることなどできるわけがないのです。
家というものを理解するのに3人が必要になってしまいます。
これでは食い違いが出てしまう可能性があります。それを絶対にしてはならないと考え、弊社では社長はもちろん、お客様の窓口を担当する営業マンは、160年の宮大工の遺伝子を受け継ぐ大工の経験者であり、家一軒を自分の力で建てられるだけの実力をつけた、そして、設計ができる一級建築士または二級建築士を営業担当者にさせていただくことをお約束いたします。