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建築現場を訪れたらチェックすべき項目とは?

注文建築の建築現場を訪れたらチェックすべき項目とは?

何度も何度も工務店と打ち合わせをして、ようやく納得がいくプランが完成したら、いよいよ、「幸せになれる家」づくりの本番が始まります。
建築確認申請書を提出し、問題がなければ提出後1週間ほどで「確認済み証」が交付されて、建築工事のスタートです。
建築工事は、もちろん工務店が責任をもって行うものですが、お施主様には、それを確認するという大事な仕事があります。
日一日と家らしくなっていく我が家は、何度眺めてもワクワクするものです。
「あまりたびたび見に行くと、大工さんの仕事のジャマになるのでは?」
そんな心配は、一切無用です。ジャマにならないように、安全にも気を配りながら見学していただければ、まったく問題ありません。
理想を言えば、工事期間中は毎日現場に足を運んでもらいたいところです。とはいえ、お仕事もあるでしょうから、なかなか時間もとれないかもしれません。せめて、週末ごとに現場を訪ねてください。
この記事では、お施主様に必ず現場に来ていただきたい日と、どこを見るべきかというポイントを紹介したいと思います。

「幸せになれる家づくり」には、大工さんへの信頼が必要

現場を見学する際には、大工さんに必ず声をかけるようにしてください。
「いつもありがとうございます」
「完成するのが楽しみです」
「丁寧に仕事をしてくださっているので、本当にうれしいです」
そんなふうに、ねぎらいの言葉を伝えていただきたいのです。
お客様と直接接することの多い工務店の人間と違って、大工さんとは、地鎮祭や棟上げといった限られた機会にしか会うことがない、というお施主様も少なくありません。
大工さんからすると、どんな人がその家で暮らすのか、お客様の顔をほとんど目にすることなく、家をつくっていることになりかねないのです。
そのうえ、工務店によっては、「下請け業者」として「仕事をやらせてやっている」という扱いを現場監督から受けている大工さんも珍しくありません。
実際に額に汗して家を建てているのは大工さんなのに、せっかくのモチベーションが下がってしまっても不思議ではない状況なのです。
お施主様が頻繁に現場に顔を出し、そのたびに「ありがとうございます」「ご苦労様です」と声をかけるだけで、大工さんの意識はまったく変わってきます。
「あのご家族のために、良い家をつくろう」
「この子ども部屋で、あの坊やが暮らすんだな。気に入ってほしいものだ」
「ここは入念にやっておこう。ご家族のだんらんが台無しになったらえらいことだ」
その家で暮らす人たちのことを身近に感じて、もっと喜んでもらえるように尽くしたいという気持ちに、自然となるのです。
これは大工さんにとっても、お施主様にとってもいいことづくめです。
着工したら、ぜひ大工さんとのふれあいも楽しんでください。
「あの人たちが作ってくれたんだから」という信頼が、「家族が幸せになれる家」には必要なのです。

あなたの家の建築工事でチェックすべきポイント

地鎮祭は家づくりのスタートを飾る大事なひとコマ

北杜市N様の注文住宅の地鎮祭着工前に、神主さんにお願いして地鎮祭を執り行います。これは、工事を始める前に、その土地の神様を鎮め、敷地を使わせていただく許可をとるという意味合いがあります。工事の安全と、これから建てる家が何ごともなく末長く建ち続けることも祈願します。
出席者は神主さん、お施主様ご一家、そして工務店の担当者です。
竹4本を地面に立て、竹の高さ1.8メートルあたりに縄を張って、四角をつくります。その中に野菜や魚などをお供えし、玉串や鍬入れの儀を行います。最後にお神酒をいただき、記念写真を撮って終了です。
この際、家の中心に埋める「沈めもの」を神主さんから工事業者が受け取り、基礎工事の際にそれを埋めることになります。
記念になる儀式ですから、ぜひ写真を撮っておきましょう。工務店の担当者に頼んで、家族全員が揃っている写真を撮ってもらいましょう。
家族の歴史の中での大切な一コマになることでしょう。

基礎工事では検査資料をもらっておこう

南アルプス市G様の注文住宅の基礎工事地鎮祭が終わると、次は基礎工事が始まります。
基礎の位置を決めたり、鉄筋を組んだりといった作業ですが、この段階では、まだワクワクするような建築現場ではないので、あまり実感はわかないかもしれません。でも、できるだけ様子を見に来てくださいね。
基礎工事には、社内検査と、検査機関に提出するための検査(配筋検査)が必ずあります。そのため、基礎工事の様子を撮った写真や検査資料をもらっておけば、あとで、どのような検査があったのか、鉄筋はどのように入っていたのかを確認することができます。

棟上げの日は職人さんと気心を通い合わせよう

南アルプス市S様の注文住宅の棟上げ棟上げは、家を建てる際の大きな節目になる日です。
「わあー、こんな家になるんだ!」
「すごいねー、柱がどんんどん建っていくよ!」
何人もの職人さんが集まって、1階柱、2階柱、2階小屋、屋根、という順番で家を組み立てていきます。
家の骨格が仕上がっていくことになりますので、家の形がだんだんと見えてきます。
我が家の骨組みを眺めれば、それだけで胸が熱くなってきますよ。

地鎮祭はひとつの儀式ですが、棟上げはお祝いの日です。
昔は、近隣の人までが集まって、工事現場で宴会が開かれたものです。最近は、職人さんたちが車で帰宅するということもあり、あまり派手なことはしなくなりました。少しさびしさも感じます。
それでも、思い出に残る日ですから、ぜひご家族そろって見学していただきたいと思っています。
写真もたくさん撮ってください。
職人さんたちとも言葉を交わし、お互いの気心が通じるようになっておくと、やはりその後の作業が円滑に進むことにつながります。
職人さんはプロですから、どんな場合でもきちんとした仕事をするものですが、そうはいっても、家ができることを心から喜んでいるお施主様の顔を見れば、「よしっ、もうひと頑張りしよう!」と思うのが、人情なのです。
職人さんがきちんとヘルメットをかぶって作業しているか、真剣に作業しているかといった仕事ぶりも確認しておきましょう。

屋根工事では種類や色をチェック

笛吹市M様の注文住宅の屋根工事大工さんが仕上げた屋根の下地に、瓦やカラーベストなどの屋根材を張っていく工事です。屋根の種類や色が、希望のものになっているかどうかを確認しましょう。

間柱・スジカイの施工の日はスケールを持参しよう

中央市N様の注文住宅のスジカイ間柱というのは、柱と柱の間にある壁を作るための材のことです。また、スジカイは、地震に耐えるために柱と柱の間に斜めに入れる材のことです。
柱の上下、スジカイの上下、梁のつなぎ目など、つなぎ目となる部分に金物がしっかりと付いているかどうかを確認します。どんな金物が付いているのか、その種類までわからなくても構いません。ともかく金物が付いているかどうか、そこがポイントです。

この段階で、また、社内検査と検査機関による検査が行われます。その際に取った写真と検査資料をもらっておきましょう。後になってからでも、どのような検査があったのか、どのような金物をどのように使っていたのかがわかります。

この段階で、スジカイの寸法を測っておきましょう。建築基準法で必要とされる幅90mmに満たない材を使っているということはないでしょうか。
90mmあっても、長い間に木は痩せていきますので、10年たつと88mmほどになってしまっている場合が多いのです。増改築などで7~8年たった家を調べてみると、スジカイの寸法が1cm近く小さくなってしまっていることもあります。検査では90mmなければ合格できませんが、たいていの場合、10年後、15年後には90mmを下回っています。
スジカイに105cm以上ある材を使っていれば、木が痩せても90mm以下になることはありません。トップホームズでは、120mmのスジカイを使っています。これなら、90mm以下になってしまうような心配はまったく要りません。
「検査に合格すればいい」と考えるのではなく、「地震が起きても倒れないように、基準を上回った建物をつくろう」と考える。
工務店の考え方は、こんなところにはっきりと表れるものです。
素人にもわかりやすく、しかも大切なことなので、ぜひ、スケール持参で現場を訪れてみてください。
トップホームズのスジカイについては、YBS山梨放送の番組でも現場を取材していただいたことがあります。許可をいただいて、YBS山梨放送特別番組(2017年3月11日放送)というムービーで見られるようにしていますので、ぜひご覧ください。

また、ツーバイフォーや在来工法でも、合板を使っている現場では、合板に打ち付けてある釘を確認してみてください。釘が合板にめり込んでいると、地震の際の耐力が落ちてしまいます。

外部工事では希望通りかどうかをチェック

甲府市T様の注文住宅の外壁工事軒裏の施工、サッシの取り付け、防水シート張り、防水テープ梁などがすむと、外壁の施工が始まります。
外壁は希望通りになっているでしょうか。サイディング材の種類や色は大丈夫ですか?
「家」らしくなっていく様子が手に取るようにわかりますので、見ていて楽しい時間だと思います。

内部工事・内部仕上げ・設備は、中に入ってチェック

甲府市I様の注文住宅の内装工事壁下地、天井下地、断熱材施工、天井ボード張り、フローリング張り、窓枠の取り付け、内部ドアの取り付けなどが続きます。
クロス張りが完了すると、畳の敷き込みなどを行います。
外から見ていると、工事が進んでいるのかどうか、よくわからない時期と感じるかもしれません。
職人さんに声をかけて、中を見せてもらいましょう。
最後に、キッチン、トイレ、洗面台など水回りの器具を取りつけます。
これで建築作業は終了です。
家全体をきれいにし、いつでも引き渡せる状態にします。
完了検査や表示登記をすませ、最終金の支払いをしたら、工務店から新居の鍵をもらいます。
その瞬間から、その家はあなたの「幸せになれる家」になるのです。
なお、引き渡しの際には、必ず、10年の保証書をもらっておきましょう。

工事の途中で気が変わってしまったら

工事が始まるまでには、何度も話し合って、図面を作り直したことと思います。
それでも、いざ工事が始まってから、「やっぱりここはこうしたい」と変更したくなってしまうこともあるかもしれません。
変更を希望する場合は、まず工事の責任者に話してください。その時点で変更すると、金額に影響するのか、同じ金額内で変更できるのか、その点をはっきりさせることが大切です。
「この部分の仕様を、こういうふうに変更しました」という文書を作っておくことも忘れずに行ったほうがいいでしょう。信頼して家を建ててもらっている工務店に対して、いちいち文書にするのは、気がひけるかもしれませんが、トラブルを防ぐためには文書にしておくことがいちばんいい方法です。

幸せなご家族の姿を眺める、幸せな瞬間

「幸せになれる家」が完成し、ついに迎えた引き渡しの日。
できれば、ご家族そろって新居に足を踏み入れてほしいと思います。
工事中に何度も家の中をご覧になっていると思いますが、完成した状態で足を踏み入れるのは、それが初めてになるはずです。
玄関に近づく前からドキドキして、鍵を持つ手がふるえてしまいそうです。お施主様の様子を見ている私までドキドキしてしまいます。
「待って!鍵を開ける前に写真を撮らなくちゃ!」
奥様の声が響きます。
家の外観、玄関前に立つ一家、鍵を開けるお父さん……ひとしきり撮影タイムになります。
そして玄関のドアを開けると、クリーニングを終えた家の中の様子が、サーッと広がっています。
玄関の床タイルが汚れてしまうのすら気になって、
「外で靴を脱いじゃおうか」
「お姫様だっこで中まで連れてって」
などといったご夫婦の幸せそうな会話が聞こえてきます。
お子さんたちはそんな大人の間をすり抜け、あっさりと家の中に駆け込むと、「ひろーい!」と叫びながら廊下を走っています。
家の中は新築らしい香りが漂っていて、またまたそれに感激です。
リビング、キッチン、浴室、トイレまで、ドアというドア、扉という扉はすべて開けてみないと気がすみません。
「オレの家だ。オレの家だ」とドアを開けるたびに口にするご主人。
「汚しちゃダメよ!」とお子さんたちを追いかける奥様。
お二人から、「幸せ」がたくさんあふれているのが目に見えるようです。
この日の感激は、きっとご家族みんなの心にいつまでも残ることでしょう。
そんな「幸せいっぱい」のご家族の姿を眺めている私たちも、その瞬間、心からの「幸せ」にすっかりひたっています。
 
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
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幸せな家づくりのコツ事典

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